ビッグになった女性シンガーたちクリスマスに歌って欲しいラブソング

December 16, 2006

アメージング・グレース作詞者の「自伝」発売!

Gospel Soup (31)  アメージング・グレース作詞者の「自伝」発売!!

2006年12月15日発行、つまり昨日発売の新刊本のご紹介です
  (本屋には、数日前から並んでましたが、はい)
 「アメージング・グレース」物語

  ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝
  ジョン・ニュートン(著) 中澤幸男(編・訳) 彩流社  2100円

 
 この本を本屋で見かけて、驚いたのなんのって!
アメージング グレース本
 え?なんですって 自伝?? 

 Amazing Graceの作詞者ジョン・ニュートンって、1700年代、日本で言うなら江戸時代の人でしょ!?
 彼「本人」の伝記原稿なんて、そんなにたくさん残っていたの???

 そして本を読了して。。。

 まず、このような自伝(というよりジョン・ニュートンに関する一大研究書ですね)の、訳と編をされた中澤幸男氏の尽力と情熱に、頭を垂れ、敬意を表したくなりました。

 そして昨今の「売れ筋」本ばかりが賑やかな出版業界の中で、こうした商業ベースに乗らない(かもしれない)本の出版に踏み切った、彩流社さんにも感謝し、拍手を贈りたくなりました。

 なんというかこう、「ああ、こういう本が陽の目を浴びて(出版されて)よかったな」と、心から思える本です。
 
 訳と編をなさった、中澤幸男氏は、以前このブログにも書かせていただいた「マヘリア・ジャクソン自伝」(同じく彩流社)を訳された方です。とにかく、本著は、中澤氏の注釈が極めて丁寧です。この注釈があるからこそ、ニュートンの自伝が、私たちに理解しやすく、生きたものになっています。
 
 単なる訳でも大変なのに、こうした解説を作るのが、どれだけ大仕事だったか!想像できますよ。
  
 一般に知られているジョン・ニュートン(1725〜1807)のプロフィールといえば、

 (1)イギリス人の元奴隷商人。奴隷船の船長。
 (2)しかし航海中嵐に遭遇。奇跡的に助かったことで神に目覚め、牧師になった。
 (3)賛美歌の作詞を多数行った。その中のひとつがAmazing Grace。
   その詞にメロディーがつき、特にアメリカで歌われるようになったが、
   メロディーの由来はさだかではない。
 
 というあたりではないでしょうか?彼の人生については、さほど詳細にはわかっていないような印象を、今まで私は受けてきました。(←私の、勉強不足ですが)。

 でも、彼の人生って、信じられないくらい詳しく、ちゃんとわかっていたんですね〜。知らなかったです。
 
 本著は、自伝と名のつく通り、ジョン・ニュートン「本人」による書簡論文が元になった本です。しかしそれらの訳だけでなく、さらに訳者の方が、解説や注釈を加えて4部構成になっています。

<構成> 
 1. 「アメージング・グレース」秘話
  この曲にまつわる秘話を、訳者が書き下ろして解説。
 
 2. 『物語』 
  ニュートンが39歳の時に、出版!!!!されたもの。知りあいの牧師に、
  自分が牧師になる直前までの自分史を手紙で書きつづったもの。幼年期
  〜青年期、奴隷貿易船のこと。回心に至る心の動きが、克明に書かれています。
 
 3.『その後のジョン・ニュートン』
  牧師になってからのニュートンの生活。ニュートンの身近な牧師が著したもの。
 
 4.『アフリカ奴隷貿易についての考察』
  ニュートンが、一般の人に向けて奴隷貿易の廃止を訴えた「論文」。
  ニュートンの論文ですよ。
  ええ、本当に理路整然と書いています。ここを読んだだけでも、当時の奴隷
  貿易の悲惨さを垣間見ることができます。本著によると「奴隷貿易に直接関
  わっていたニュートンが書いたこの論文は、当時の支配階級に大きな動揺を
  与えたといわれている」そうです。
 
 うーん。読んでみると、彼が牧師で「賛美歌の作詞者」というだけでなく、非常に理知的な人物であり、奴隷貿易廃止の社会運動家としての顔がみえてきます。
 
 そして、私たちが一般に知っているAmazing Graceの歌詞と、オリジナルの歌詞が、微妙に違う部分もあることもわかります。
 
 この本の主軸は、やはり2章の、奴隷船の船長から足を洗い、信仰に導かれるあたりの心の動きなのですが、詳細に私が書きすぎると、ネタバレになるので、本そのものについては、このくらいにしましょう。
 
 ほとんどのゴスペルファンの方がそうでしょうけど、私もやはり、Amazing Graceが大好きで、ゴスペルシンガーが歌ったもの、クラッシックの歌手が歌ったもの、マヘリア・ジャクソンからプレスリー、白い巨塔のヘイリーや、白鳥英美子や本田美奈子.デスティニーズ・チャイルドに至たるまで、何10ものAmazing Graceを、コツコツと集めてきました。
 
 何といっても、この歌はメロディの美しさと、歌詞の素晴らしさの両輪が、まるで芸術のように一体となっていて、何度聴いても飽きることがありません。
 
 その詞を書いたニュートンの人生は、まさにAmazing Graceの歌詞に凝縮されるわけですが、Amazing Graceを歌われる方が、この本を読まれたら、さらに理解が深まるかと存じます。

 1807年、英国国会法で、英国の奴隷貿易の廃止が決定されたのを見届けたかのように、同年、12月21日ニュートンは、亡くなりました。
 
 12月21日。もうすぐ彼の命日ですね。

 今年の12月21日は、私、Amazing Graceを聴きますよ。

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1. ゴスペルの中ゴスペルについて♪  [ ゴスペルな日々(GoodNewsBadTimes) ]   December 23, 2006 21:51
今日は天皇誕生日ですね。そして、明日はクリスマス・イヴ。皆さんいかがお過ごしでしょうか?今日は引き続き本をご紹介しますね。    タイトル 「アメージング・グレース」物語      ―ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝著  者 ジョンニュートン訳  ...

この記事へのコメント

1. Posted by りえ   December 17, 2006 03:49
5 だいぶ前にしんかいセレクションというかほんとにたくさんのAmazing Graceを集めてくれたCD、しかも二枚組みを譲ってもらったよね。いっきに聴くのは体力が持たないのでこつこつ何曲かづつ聴いてます。いつもながらにありがとう。そして先日はこの曲の発音指導もお願いして・・・感謝です。来週のライブでこの曲歌います。命日の三日後なのですね・・・もちろん私も大好きな曲ですがちゃんと歌うことに一生懸命で思いを乗せるのはなかなか難しく・・・しんかいブログを読んでいつも勉強させていただいてます。ほんとに感謝!!!
2. Posted by emizo   December 17, 2006 05:47
本人による書簡と論文・・・というところにいたく感動。本当に伝えたいことがいっぱいあったんでしょうね〜。そういうのが残っていたことも素晴らしいし、今の世に登場することも素敵です。図書館にリクエストしてみようっと。(買わんのかっ!)
3. Posted by ロン@ゴスペル   December 17, 2006 06:19
渋い本みたいですねぇ。

ご紹介有難うございます。

早速探してみます!
4. Posted by しんかい   December 17, 2006 07:58
>りえ様

>来週のライブでこの曲歌います。命日の三日後なのですね

コメントありがとう。ライブのご成功お祈りしてますよ〜。ほんま命日の三日後やね。この前ちょうどこの本を読んでた時に、ライブでアメイジングをやるという話を伺い、なんだかすごい偶然を感じました。今回は木原先生のオリジナル日本語歌詞もはいるそうで、今度くわしくその歌詞教えてね。いろんな形で、うたい継がれていく曲なんでしょうね。
5. Posted by しんかい   December 17, 2006 08:00
>emizo様

>図書館にリクエストしてみようっと。(買わんのかっ!)

あっ!それいいですね。私は買っちゃったけど、色んな人に読んでもらいたいから、図書館にも私もリクエストしよう!あれ?私たち、同じ図書館に行ってるの?
6. Posted by しんかい   December 17, 2006 08:07
>ロン@ゴスペル様

>渋い本みたいですねぇ。

はい。クリスチャンのロンさんが読まれたら、私ごときが読むよりさらに感動が深いのではないかと思われます。特に自伝書簡の第二章あたりが。ではでは!
7. Posted by べちゃん   December 17, 2006 10:35
カナダにいたときに、奴隷関連の絵本があったんです。
最も衝撃的だったのが、船底に何段もある棚がずらっとあって、そこに奴隷が寝かされて、くさりでつながれて、輸送されてるんですよ。
もちろん、糞尿たれながし。
あれみて、奴隷制度の意義もへったくれもないわい、と大人ながら憤ったことを思い出しました。
根深いよね。(論点すれますが)
8. Posted by しんかい   December 17, 2006 11:43
>べちゃん様

>最も衝撃的だったのが、船底に何段もある棚がずらっとあって、そこに奴隷が寝かされて、くさりでつながれて、輸送されてるんですよ。

ううううう(涙)、聞くだけでぞっとします。もう家畜以下の扱いですね。

そういえば、小中学校の学校の授業では、奴隷のことをそんなに習った記憶がありません。自分で「アンクルトムの小屋」を読んで知った程度でした。うーん、ウチの子どもも知らないだろうなあ。今度教えておかなくちゃ。

べちゃんさんの読まれたのとは、別の本かと思いますが、日本でも、こんな絵本が翻訳されています↓
『あなたがもし奴隷だったら』ジュリアス レスター・ロッド ブラウン (著), 片岡 しのぶ (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751519735/bookshelf-1-22/ref=nosim/
9. Posted by Shogo   December 17, 2006 15:22
僕もAmazing Grace 大好きです。
この歌の冒頭部分、"♪Amazing grace ...♪"を聴くだけで、神様のまさにAmazingな恵みに対する感謝の気持ちが溢れてきて、泣きそうになってしまいます。この本が出版されたのも、Amazing Grace ですね。素晴らしい本をご紹介くださってありがとうございます。早速買いに行こう!っと。
10. Posted by しんかい   December 17, 2006 23:12
>Shogo様

>この歌の冒頭部分、"♪Amazing grace ...♪"を聴くだけで、神様のまさにAmazingな恵みに対する感謝の気持ちが溢れてきて、泣きそうになってしまいます。

本当にあの歌は、出だしからメロディも歌詞もひきこまれますね。いつも、「こんなにこの曲好きなのは何でだろう?」と思います。
11. Posted by pony   December 17, 2006 23:16
ニュートンさんの自伝、私も是非読みたいです〜!!

べちゃんさんのコメント読ませていただいて、
半年位前に、ケーブルのTVで放送していた「ルーツ」を思い出しました。
小学生の時に見て、ものすごく衝撃を受けた記憶が
強かったのですが、大人になって、ゴスペルを知ってから見た感動は、比べ物にならないほどでした。
初めて本当に観た、という気がしました。
このドラマの中で、べちゃんさんが書いてらした奴隷船の様子が描かれていましたよ・・・本当に
言葉にならないくらい胸がつぶれそうでした。

話が違ってしまってごめんなさい!
また来ますね〜!!
12. Posted by hana   December 17, 2006 23:58
私も大学時代は一応アメリカのブラックヒストリーなんかを学んでいたので、奴隷制度とか今でもすごい興味あります。

でも元奴隷商人がこの曲を作って、今たくさんの人たち、とくに黒人たちがこの曲を歌っているというあたり、おもしろいですねー。

私も昨日ちょうど2005年に公開された「The Gospel」というアメリカ映画を見ました。

たぶんみなさんもうご存知なんでしょうが・・・
13. Posted by しんかい   December 18, 2006 21:18
>pony様

>「ルーツ」を思い出しました。
>小学生の時に見て、ものすごく衝撃を受けた記憶
>が強かったのですが

むむむっ!私も小学生の時に「ルーツ」が放映され話題になってました。・・・ということは、ponyさんと私はかなり年齢が近いのかしら??と、これまた、全然関係ないところに、まずは反応してしまいました。

実は、小学校の時も見そびれて、未だに「ルーツ」みてないんです。はい、今度チェックしておきま〜す。
14. Posted by しんかい   December 18, 2006 21:24
>hana様

>私も大学時代は一応アメリカのブラックヒストリー
>なんかを学んでいたので、奴隷制度とか今でもすご
>い興味あります。

そうだったんですか。ブラックな分野のご専門家(変な日本語ですみません。)でいらしたのですね。それにhanaさんブラックミュージックもお詳しくて、すごいですね。

>私も昨日ちょうど2005年に公開された
>「The Gospel」というアメリカ映画を見ました。

私も遅まきながら、先月みました。あれだけ豪華ゴスペルスターが総出演なのに、ストーリーがかなりとほほな感じだったので、すごく残念〜というのが、私の感想なんですが、いかがでしたか?
15. Posted by ロン   December 23, 2006 22:02
まいどぉ〜♪ロンです。

クリスマスシーズン如何お過ごしですかぁ?(^^)
グレース・しんかいさんに教えて頂いたこの本
私も購入しましたぁ!

で、早速ブログの材料へと・・・(^^;

トラックバックさせていただきました!
16. Posted by しんかい   December 23, 2006 22:05
>ロン様

さすがお仕事?がはやいですね!ご購入の上、トラックバックまでしていただき、光栄です。

クリスマス2日前、私は子どもが所属する少年サッカーチームの試合の応援をしてました。明日からいよいよクリスマスな気分で過ごします。
17. Posted by おっちー   December 24, 2006 21:32
しんかいさんこんばんは!おいらもロンさん同様買ってしまいました。amaz○nで買ったので届くのが待ち遠しいです(^0^)エヘヘ
18. Posted by しんかい   December 25, 2006 10:30
>おっちー様

いやあ、おっちーさんといい、ロンさんといい、速攻・即買い、スピードがはやくてびっくりです。私など、あれやこれや、悩んでから買うことが多く、そのうち購入を忘れたりいたします。
でも、先日おっちーさんがブログで紹介なさっていたDonald Lawrence & the Tri-City Singersのクリスマスアルバムは、即購入。無事にクリスマス前に届きました。ありがとうございました。
19. Posted by よっちゃん   January 16, 2007 17:29
5 こんにちは!
お名前だけは伺っていましたが、改めまして初めまして。よろしくお願いします。
あの本は本当に気になっていたのですが、是非ともじっくりと読まなければならないと思いました。

またお話を聞かせてください。
ブログも素晴らしい内容だと思います。
今後も楽しみにしています。
20. Posted by しんかい   January 16, 2007 20:50
☆よっちゃん様
はじめまして。ようこそこちらのブログまで、おいでくださり、さらに、コメントまで残してくださり、ありがとうございます。

>あの本は本当に気になっていたのですが、是非ともじっくり
>と読まなければならないと思いました。

論文みたいなわりとお堅い(笑)本なんですが、読んでみると「そうか〜。あの歌の背景にはそんなことがあったんだ〜」と、色々発見があって、興味深い本でした。

また、ブログに遊びにきてくださいね。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
21. Posted by ロン@ゴスペル   January 19, 2007 17:54
アメージング・グレース・ファンのしんかいさんへ

こんなコンパクトなサイトを見つけました。
既にご存知でしょうねぇ?
   ↓
http://www.worldfolksong.com/songbook/masterpiece/amazing.htm

データの正確さはまだ確認してませんのん(^^;

あとこんなんも見つけました。
   ↓
http://www.koma.econ.meisei-u.ac.jp/koji/_tfdRzeW.html

映画理解にはいいかも(^^;


ではでは



22. Posted by しんかい   January 19, 2007 18:07
☆ロン様
またまたのコメント、ありがとうございます。どちらのサイトも知らないサイトでした!!!教えてくださり感謝いたします。いやあ、いろんなサイトがあるものですね。サイトの中身は、これからゆっくり探索しますが、「ドナドナ研究室」っていうサイト名も、おもしろくて、センスを感じます。

いつも、色々なことを教えていただき、本当にありがとうございます。
23. Posted by 松   May 09, 2011 03:02
こんにちは!先ほど偶然にアメージング・グレースの動画を見ました。7歳の女の子、リーマ・マーバン(Rhema Marvanne)が、まっすぐに力強く歌ってました。あらためていい歌だなあ・・・と思い、他力本願で歌のことを知りたく、「そうだ。シンカイさんならエッセイも和訳もあるに違いない」と踏み、こちらに(5年前のエッセイですね)伺ったしだいです。。。。いや〜このような本も出版されてるんですね。さすがですね、シンカイさん。忘れず読みたい本リストに加えます。
24. Posted by しんかい   May 09, 2011 18:19
☆松様

こんには。ご無沙汰しております。
はるか〜昔に書いたブログ、見つけてくださり、ありがとうございます。

Rhema Marvanneちゃん、存じあげなかったので、検索して聴いてみました。ひょえー。7歳なのに、なんというかもう、すっかりシンガーで、「堂々としてしっかりしてる!」のですね。アガリ症の私としては、あやかりたいくらいです。

温かくなりましたね。どうぞお健やかにお過ごしください。
25. Posted by 松   January 16, 2013 02:43
しんかいさん、こんにちは。
お久しぶりです。
このコメントに気づいて下さったらさいわいです・・・。

今、わたくし映画「アメージンググレース」の記事を作成中です。文中にこちらの記事を紹介したいのですが、リンクさせていただいてかまいませんでしょうか?
26. Posted by shinkai   January 16, 2013 11:56
☆松様

ご無沙汰しております。
明けましておめでとうございます。

多忙にしており、ブログの更新はしてませんが、元気です。ゴスペルも歌っております〜。

アメージンググレースの記事を作成中とのこと、はい、リンクよろしくお願いいたします。
ご丁寧にありがとうございます。

また、松さんの記事も読ませていただきますね。
27. Posted by    January 17, 2013 01:36
あけましておめでとうございます。

リンクの件、ありがとうございました。
記事アップしましたらまた
お知らせいたします。

更新があるかしら、と時折伺って
おりました。。。

ますます御健康でご活躍のほど、
お祈りいたします。


28. Posted by    January 27, 2013 02:52
しんかいさん、お世話になっております。
さきほど記事アップしてリンクさせていただきましたので、お知らせします。
29. Posted by Shinkai   January 27, 2013 12:46
☆松様

早速リンクをありがとうございます。
詳しい内容で勉強になりました。

ジョッタ・アー君のことも知りませんでした。
いい声でかわいいですねえ。

生年月日を見たら、私の子どもたちより年下でびっくりです(^^)

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