April 03, 2007

Put Your Hands Together!

Gospel Soup(47) Put Your Hands Together!

 ゴスペルのライブなどで、ノリのいい曲がでてくると、シンガーが決まって聴衆に呼びかけるフレーズがありますねえ。

 "ぷっちゅよ〜はんずとぅげざ〜! Put your hands together!"
 さあ、みんな手を合わせて 手拍子をご一緒に!! 
 
 聴衆は、これで手拍子を始めます。ゴスペルが始まるときの、決まり文句みたいなやつ。これを言われると、ノリノリのスイッチが入る、そんな感じです。そうそう、前回のブログで、フレッド・ハモンドのことを書きましたが、彼には♪"Put Your Hands Together" (Fred Hammond and Natalie Wilson)
というタイトルの曲があり、映画『THE GOSPEL』の中でも、使われていましたね。
The Gospel

                

 ところが、いつも妙なことが気になる私。

 どうしてこれ、いつも"Put your hands together!" なんだろう?
 どうして、普通に"Clap your hands!"って言わないのかしら?

 ゴスペルの歌の中で、リズムに合わせて手拍子を入れる時は、Clap、Clappingというのに、ゴスペルのイントロで"Clap your hands!"と呼びかけるのは、聞いたことがなくて(私が聞いたことがないだけかも)、とにかく、圧倒的に一般的なのが"Put your hands together!"。

 そういう「どうでもええやん!」と言われそうな事が気になって、
英語の"Clap your hands!"と"Put your hands together!"は、いったいどう違うんです?と、先日、オーストラリア人で近所の教会の副牧師をしている女性に聞いてみました(私はノンクリスチャンです)。

 答えは「ん〜、まあ、同じといえば同じだけど、"Put your hands together!"と言えば、なんだかみんなで、心を合わせて手拍子するっていう感じがするかなあ。"Clap your hands!"なら、普通にチャッチャッチャッと手拍子する感じ」と、答えてくれました。

 別のネイティブに聞けば、また別の答えかもしれませんが、そう言われると、なんとなく、ことばのニュアンスがつかめてきました。手拍子じゃなくても、お祈りをする時のような両手を合わせるポーズも、"Put your hands together" 。聴衆へのいつもの決まり文句とはいえ、確かに、聴衆が心を合わせて手拍子するには、Clap your hands!より、Put your hands togetherのほうが、ぴったりするような気がします。

 それにしても、万国、祈りのポーズには、手を合わせることが何と多いことか。
 
 今年の1月に出版された『"手"をめぐる四百字〜文字は人なり、手は人生なり』 文化出版局という本があります。これは「手」に関する随筆を、様々な分野(エッセイスト・落語家・学者・画家・・・・)の著名人50人が、四百字詰原稿用紙に書き、それを肉筆のまま本にしたもの。

 最近はパソコンの普及で、手書き文字を見ることが、めっきり少なくなりました。そんな中で、手・指・掌が紡ぎ、語り、包み込む世界を、手書き原稿そのままで読ませる企画はなかなか秀逸で、気に入ってしまいました。
 
 エッセイのタイトルだけみても、手に関する想いがこぼれそうでしょう?。この人がこんな字を書くのかという、驚きもありました。俳優の緒方拳なんか、芸術みたいな味のある字を書いていてびっくり。

“手”をめぐる四百字―文字は人なり、手は人生なり

「手を合わせる」白洲正子
「寺育ち」永六輔 
「拍手喝采」獅子てんや
「左右の手は神を呼ぶ」白川静
「男の手」岸田今日子 
「たばこをはさんだ指」時実新子
「小説に触れる手」小川洋子
「手考足思」 筑紫哲也    などなど

 Put your hands together というフレーズもいいけど、私がエッセイを書くなら、Put our hands togetherというのもいいなあ。なんだか、こう。ねえ。ネイティブが実際に、こういう言い回しをするのかどうか、わかりませんが。

graceshinkai at 01:40│Comments(21)TrackBack(0)ゴスペル 英語帳 

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この記事へのコメント

1. Posted by べちゃん   April 03, 2007 09:26
そうだったんですか。ニュアンスの違い。
私は、PUT,,,を読んだ時に、手をつなぐのかな・と思いました。手拍子なのかぁ。

手に関する話、評判よさそうですね。チェックしてみよう。私なら、<マニキュアが似合う手がほしい>とか書きそうです。レベルひくっ!
2. Posted by ちるりん   April 03, 2007 12:44
確かに私も気になっていました。
でも言われてみると、そのニュアンス説納得!

いい言葉ですよね〜♪
3. Posted by しんかい   April 03, 2007 15:49
☆べちゃん様

>手に関する話、評判よさそうですね。チェックしてみよう。私なら、<マニキュアが似合う手がほしい>とか書きそうです。レベルひくっ!

うわ〜。私もおんなじこと書きますねえ。なにせ私の、爪も短いです。かつて学生時代に友人が、当時珍しかった「黄色」のマニキュアをもってきて、「お願いだから、これ塗ってみて!トウモロコシそっくりの爪になると思うの!!」と言いました(笑)。ぬってみたら、本当に、私の指先に黄色いコーンのつぶつぶがっ!いかに、普通のマニキュアが似合わないか、おわかりいただけましたでしょーか。
4. Posted by しんかい   April 03, 2007 15:56
☆ちるりん様

>確かに私も気になっていました。
でも言われてみると、そのニュアンス説納得!

ちるりんさんも、気になってました?
もしかして別なネイティブに聞けば、「深い意味はなくて、単にそういう言い回しをするだけよっ」とか、一笑されちゃうかもしれませんが、今回のネイティブさんの説明が気に入ったので、ご披露してみました♪
5. Posted by pony   April 03, 2007 22:10
"手"をめぐる四百字…、の本、読んでみたいです!!たしかに、手を合わせるって、万国共通なのかもしれないですね〜。
良い本をご紹介いただいてありがとうございました☆
6. Posted by hana   April 03, 2007 22:11
毎日英語で生活してますが、そうですー、この違いは知りませんでした。
いい勉強になります!ありがとうございます!

「手」つながりで思い出したのが、jewelという女性シンガーの曲で、ずばり「hands」。

これ、メッセージのあるなかなかいい曲なんですよ。
7. Posted by しんかい   April 03, 2007 22:53
☆pony様

>"手"をめぐる四百字…、の本、読んでみたいです!!たしかに、手を合わせるって、万国共通なのかもしれないですね〜。

大きな書店なら、売っているんじゃないかと思います。わが家の近所の本屋では「平積み」でした♪この本を読んで(見て?)いると、今更ながら、手について、考えてします。ゴスペル歌手でも、指揮者でも手の動きがきれいな人とか、好きなんです。(←あらま、もしかしてワタクシ、手フェチなのかもしれません。)
8. Posted by しんかい   April 03, 2007 22:58
☆hana様

>毎日英語で生活してますが、そうですー、この違いは知りませんでした。

そうか!hanaさんのハズバンド様に、最初にこの表現の違いをお伺いすればよかったんだ〜!

>「手」つながりで思い出したのが、jewelという女性シンガーの曲で、ずばり「hands」。

jewelにそういう曲があるのですか。ぜひ聴いてみたいです!余談ですが、jewelは私の夫が好きな歌手です(声と顔が好きらしい)。ゴスペルっぽい歌詞の歌、ありますよねえ。
9. Posted by ロン@ゴスペル   April 03, 2007 23:01
しんかい様、ご無沙汰しております。
関西は桜はいかがですか?
東京は昨日まで桜が満開でしたが、昨夜来の雨に打たれて今日は寂しいことになっております。

>それにしても、万国、祈りのポーズには、
>手を合わせることが何と多いことか。

仏教しかり、キリスト教もそんな感じですね。
ユダヤ教や一部のキリスト教徒は両手を広げて
天を仰ぐことがあるのですよ。
10. Posted by しんかい   April 04, 2007 00:46
☆ロン@ゴスペル様

>東京は昨日まで桜が満開でしたが、昨夜来の雨に打たれて今日は寂しいことになっております。

東京は、桜が早いですねえ。実は今、三重県の実家に帰省していて、桜は満開です。

>ユダヤ教や一部のキリスト教徒は両手を広げて
天を仰ぐことがあるのですよ。

ユダヤ教徒の方も、そういうポーズをなさいますか。なるほど、わかる感じがします〜勉強になりました。そういえば、イスラム教の方は、ひれ伏すことが多いでしょうし、手を合わせるポーズが、万国云々というのは言い過ぎでしたね。たいへん失礼いたしました。
11. Posted by ちるりん   April 04, 2007 11:50
気になってましたよ〜。
レッスンの時は「Clap〜」っていう先生もライブになると「Put〜」を使うんで「なぜなんだ。」って。

ほんとは特に意味はないのかも知れないけど、そんな言葉にこそ実は意味があるんじゃないかな?なんて。それを意識すると良いものを作っていけそうな気がしますよね。
今回の説明してくださった方、素晴らしいと思います♪私も感謝せねば!
12. Posted by pony   April 04, 2007 12:01
おお〜っ♡ 実は私も「手」が好きかも…です!
昔、ドラマで豊川悦司さんの手話の手の動きにうっとりしちゃいました。って、話題それてごめんなさい(^_^;)
13. Posted by しんかい   April 04, 2007 17:15
☆ちるりん様

再度のコメント、ありがとうございます♪

>レッスンの時は「Clap〜」っていう先生もライブになると「Put〜」を使うんで「なぜなんだ。」って。

お〜!ちるりんさんの先生は、そうやって使い分けていらっしゃいましたか。

>ほんとは特に意味はないのかも知れないけど、そんな言葉にこそ実は意味があるんじゃないかな?なんて。それを意識すると良いものを作っていけそうな気がしますよね。

おおおおお〜!そいでもって、ここまで↑話が広がるちるりんさん、すごいです。普段、音楽聴いてる時は、歌詞が聴き取れなくても、それだけで十分感動するんですが、実際に歌ったりする時は、歌詞の意味も、大事にしたいな〜と、私も自戒をこめて思っちょる次第です。
14. Posted by しんかい   April 04, 2007 17:19
☆pony様

これまた、再度の書き込みありがとうございます♪

>昔、ドラマで豊川悦司さんの手話の手の動きにうっとりしちゃいました。

うふふ。私は豊川悦司さんは、そんなに好きな俳優さんではないものの、確かにあのドラマは指の長い、トヨエツならではでしたよね♪

ワープロ打ってるシーンがあって(←なんや、ちゃっかりドラマみてたんかい)、手の動きがきれいだなあと思いましたよ。
15. Posted by ちるりん   April 04, 2007 23:20
しつこいコメントごめんなさい!笑

使い分けている先生って外国人の先生なんですけどね、だからなおさら気になってました。
でも何で?って聞けるほど英語力ないんですよぅ・・・涙

今日はレッスンだったのですっかりテンションが上がっているようです・・・
m( _ _ )m
16. Posted by しんかい   April 05, 2007 23:55
☆ちるりん様

>使い分けている先生って外国人の先生なんですけどね、だからなおさら気になってました。

ちるりんさんは、外国の(アメリカ人?)の方にゴスペルを習っておられたのですか。それはそれは存知ませんでした。楽しそうですねえ♪

>今日はレッスンだったのですっかりテンションが上がっているようです・・・

これ↑、わかります。レッスンのあった日は、私もテンションがあがり、帰宅してからの鼻歌までテンションが高いので、娘に「ゴスペルのレッスンのあった日は、すぐわかる」と、あきれられてます。でも、歌って元気になったってことですよね。イエイ!
17. Posted by ちるりん   April 06, 2007 12:25
某Sスクールでは定期的に外国人講師が来てくれてましたからね♪でもいつもレッスン終わってもハグハグしてお別れなのでちゃんと話した事はないんですけどね・・・。でもやっぱりニュアンスの表現が全然違ってお手本で歌ってくれるだけでも鳥肌立ちますよ!!

ちなみにレッスンのあとは私も元気いっぱいになります。ほんとにお互い『充電〜』って感じですね!
18. Posted by おりょうちゃん   April 07, 2007 16:04
へぇ〜、なるほどね。
疑問に思ったことなかったけど、言われてみれば
そうだね〜。
19. Posted by しんかい   April 08, 2007 07:13
☆おりょうちゃん様

>疑問に思ったことなかったけど、言われてみれば
そうだね〜。

こんにちは。すごく、おひさしぶりです。お元気でいらっしゃいましたか?
そういえば、以前、おりょうちゃんさんが、行かれていたクワイヤでも、たしか黒人のディレクターさんがいらしたんですよね。やっぱり曲の始めは、「ぷちゅよ〜はんずとぅげざ〜」できっと、ノリノリでしたか。
20. Posted by GUMBO   April 12, 2007 02:11
日本で言えば

「手を叩いて〜!」じゃなく「お手を拝借!」って

感じなのですかね(笑


21. Posted by しんかい   April 12, 2007 04:49
☆GUMBO様

>「手を叩いて〜!」じゃなく「お手を拝借!」って感じなのですかね(笑

なるほどなるほどなるほどです!!!そうですね〜。
確かに日本語でも、3本締めの時に「3回拍手でお願いします」じゃつまりませんね(笑)。ここはやっぱり「お手を拝借!」の、いつものやつじゃないと。

コメントありがとうございました♪

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