ゴスペル 英語帳

April 03, 2007

Put Your Hands Together!

Gospel Soup(47) Put Your Hands Together!

 ゴスペルのライブなどで、ノリのいい曲がでてくると、シンガーが決まって聴衆に呼びかけるフレーズがありますねえ。

 "ぷっちゅよ〜はんずとぅげざ〜! Put your hands together!"
 さあ、みんな手を合わせて 手拍子をご一緒に!! 
 
 聴衆は、これで手拍子を始めます。ゴスペルが始まるときの、決まり文句みたいなやつ。これを言われると、ノリノリのスイッチが入る、そんな感じです。そうそう、前回のブログで、フレッド・ハモンドのことを書きましたが、彼には♪"Put Your Hands Together" (Fred Hammond and Natalie Wilson)
というタイトルの曲があり、映画『THE GOSPEL』の中でも、使われていましたね。
The Gospel

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September 09, 2006

名曲 Total Praise徹底解剖

Gospel Soup (12)  ゴスペル英語帳

名曲 Total Praise(トータル・プレイズ)徹底解剖  その1

Total Praise  
Persuaded: Live in D.C.


私が、もし好きなゴスペル曲の中でベスト10を選ぶとしたら、この曲もきっといれるでしょうね。短いクラシカルな賛美歌調の曲で、そのハーモニーの美しいこと!曲が徐々に盛り上がっていくと、歌詞そのままの壮大な風景映像が、スクリーンに映し出されるようなダイナミックさがあります。この曲を聴くたびに私は、曲のうねりに心奪われ、心拍数が高くなります。

 心拍数はともかく、この曲の歌詞の出典はあちこちで取り上げられているので、いばることはありませんが書いておきますね。

 旧約聖書 詩編 121:1-2
      I will lift up mine eyes unto the hills,
        from whence cometh my help.

     My help cometh from the LORD, which made heaven and earth.
      (King James Version Bible)
 
 ちなみに賛美歌301番/聖歌393番 も詩編の同じ箇所から採られています。
     「山べにむかいてわれ 目をあぐ 助けはいずかたより きたるか」

 神殿のあるエルサレムに向かって行く巡礼の旅の途中の歌ということになっています。
 
 さて歌詞の出典がわかって、すっきりさわやかになったところで、ここからいきなり、ゴスペル英語帳!!登場。

歌詞の冒頭
 Lord, I will lift mine eyes to the hills, のmineが問題なのであります。
 
 「あ〜っ!これ my eyesが間違って、mine eyesになってる〜。印刷ミスだな。書き直しておかなくっちゃ」と思われた方、たぶん、かなりいらっしゃると思うのですがっ!!

 「ちょっと待った〜!それは別に書き直さなくていいです!!」続きを読む

graceshinkai at 02:52|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

September 06, 2006

Sister Act 「天使にラブソングを」の原題を探る

Gospel Soup (11)  ゴスペル英語帳
 Sister Act 映画「天使にラブソングを」の原題を探る 

 曲のルーツ探検隊(隊員1名女性)は今日は眠いので、小ネタでブログ。
皆さますでにご存知のお話かもしれません。

 映画「天使にラブソングを」の原題はSister Act。「なんやそれだけかい」とおもわずつっこみを入れたくなるような極めてシンプルなタイトルです。

 英語でActは「行為」などいくつかの意味がありますが、新約聖書では「使徒言行録(使徒行伝)=the Acts of the Apostles」の項目のことを、the Actsとも呼びます。

 ですから、Sister Actを直訳するなら「修道女行伝」「尼僧言行録」あたりなわけで・・。でもこれじゃあ、別の系統の映画みたいになっちゃいますから、「天使にラブソングを」という邦題は秀逸だったのかもしれません。

 またSisterには、姉妹・修道女という意味の他に、『黒人女性』の意味もありますから、黒人女性(シスター)のウーピー・ゴールドバーグが、尼僧(シスター)になって大活躍というこの映画に、実はぴったりのタイトルだったんだなあとあらためて思います。続きを読む

graceshinkai at 01:36|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

August 23, 2006

ラッパー英語は難しい

Gospel Soup (5) ラッパー英語は難しい

<Down with〜って何?>
 大人気ゴスペル曲、Joyful Joyfulの中で、男の子二人がラップ(rap)を入れる箇所がありますね。曲調が変わって楽しい場面です。(『天使にラブソングを2』より)
 
 その中で、簡単そうにみえて英語の訳がやっかいなのが、クワイヤとの掛け合いで、
ラッパー:You down with G・O・D? と問いかけるこのフレーズ。
G・O・Dは、言うまでもなくGOD神様ですが、問題はdown with。

普通、英語でdown withと言えば、何というか引きずり下ろす語感。例えば
Down with Bush!!と書かれたプラカードを持った人たちがデモをしている映像をみたことがありますが、これなら「打倒ブッシュ政権」「ブッシュをぶっつぶせ」。
 
だけどまさかゴスペルで、G・O・Dをぶっ潰せ!!という事はあるはずもなく(笑)、この歌の場合のdown withは、ラッパー用語で「賛同する」の意味らしいです。
(ぜんぜん反対の意味ですね〜。)

 だから、You down with G・O・D? を訳すとすれば、「みんなG・O・Dに賛同するか〜い(神を信じてるか〜い)」というあたり。
つまり、
 You down with G・O・D? (みんな、G・O・Dを信じてるか〜いというラッパーの問いかけに、
Yeah! You know me! (イエ〜 私、私 信じてまんがな)と繰り返し。

 そして最後はWho down with G・O・D? (YouがWhoにかわって、誰がG・O・Dを信じてるのさ?)
 Everybody!! (みんなだよ)と締めくくって、あとに続くのでした。

 ラッパー英語はどんどん進化していく。ついていくのは大変です。
 今回の記事、もし誤りがあれば指摘してください。

Joyful Joyfulの歌詞を知りたい方↓
http://www.stlyrics.com/songs/s/sisteract9707/joyfulljoyfull320853.html


graceshinkai at 00:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0)