December 16, 2006

アメージング・グレース作詞者の「自伝」発売!

Gospel Soup (31)  アメージング・グレース作詞者の「自伝」発売!!

2006年12月15日発行、つまり昨日発売の新刊本のご紹介です
  (本屋には、数日前から並んでましたが、はい)
 「アメージング・グレース」物語

  ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝
  ジョン・ニュートン(著) 中澤幸男(編・訳) 彩流社  2100円

 
 この本を本屋で見かけて、驚いたのなんのって!
アメージング グレース本
 え?なんですって 自伝?? 

 Amazing Graceの作詞者ジョン・ニュートンって、1700年代、日本で言うなら江戸時代の人でしょ!?
 彼「本人」の伝記原稿なんて、そんなにたくさん残っていたの???

 そして本を読了して。。。

 まず、このような自伝(というよりジョン・ニュートンに関する一大研究書ですね)の、訳と編をされた中澤幸男氏の尽力と情熱に、頭を垂れ、敬意を表したくなりました。

 そして昨今の「売れ筋」本ばかりが賑やかな出版業界の中で、こうした商業ベースに乗らない(かもしれない)本の出版に踏み切った、彩流社さんにも感謝し、拍手を贈りたくなりました。続きを読む

December 10, 2006

ビッグになった女性シンガーたち

Gospel Soup (30)  ビッグになった女性シンガーたち

 例年12月といえば、忙しいながらもクリスマスを前に心躍る季節。そして、例年12月に我が家を訪れるもの。それは・・・サンタクロースと私の体重増加......。
 
 ん?体重増加は「訪れるもの」ではなくて、単なる食べ過ぎではないのか?
 
 さて、今回のブログタイトルのビッグになった女性シンガーというのも、有名(ビッグ)になった女性シンガーのことではなく、体がビッグにおなりあそばされたシンガー達です。

(影の声:自分が12月に太るからって、この記事はいったい?)
 
 まず最初は、Kierra "KiKi" Sheard(キエラ・キキ・シアード)。
 今年(2006/8)来日もしたそうですね。私はコンサート行っておりませんが、行かれた方々がどうやら一様に驚かれたのが、彼女がビッグだったことのようです。
 
Kiki 1 だって、今年発売されたアルバム『This is me』の日本版のジャケットがこれでございます。(米国版はまた違うテイストの写真です)。

 1987年生まれ。まだ19歳の美形。日本全国・世界津々浦々で、このジャケットを見ただけで、衝動「ジャケ買い」した人がかなりの人数にのぼるはず。続きを読む

December 03, 2006

今年のマイベスト曲? ♪You Raise Me Up

Gospel Soup(29)今年のマイベスト曲? ♪You Raise Me Up  
 
 今年の流行語大賞が、荒川静香選手のイナバウワーに決定しましたね。そして今回のブログのトップの写真は、イギリスのポップ男性アイドルグループWestlife(ウエストライフ)westlife
 
 なんだ「ゴスペルグループ」じゃないじゃん?!という方、そしてなんだ「イケメンを探せ」のコーナーじゃないんだ〜?という方、「イナバウワー」と何の関係があるんだ?という方。
 今から順に、ご説明します。
  
 荒川静香選手が、トリノオリンピックフィギュアの、エキシビションの演技をしていた際、流れていた曲を覚えていらっしゃいますか?曲名は♪You Raise Me Up

 あちこちのクワイヤで、ポツポツ歌われ始めたてるみたいですし、街でも流れているのでご存じの方もいらっしゃるかと思います。荒川静香選手のバックで流れていたバージョンは、Celtic Woman(ケルティック・ウーマン)という、アイルランドの女性グループがカバーして歌ったものなんですが、私にとってこの「曲」は、今年出会った曲の中でも、特にお気に入りの曲です。まずはウエストライフがカバーして歌っている映像をご覧下さい。続きを読む

November 26, 2006

Hail Holy Queen (その3)歌詞に出てくる天使たちとDalon Collins

Gospel Soup (28) Hail Holy Queen (その3)歌詞に出てくる天使たち

 11月13日の当ブログHail Holy Queen (その1)で、Hail Holy Queenの歌詞・訳をupし、その2で、歌詞のルーツを探り、このシリーズも3回目。もう、蛇足みたいな話ですが、今回は♪Hail Holy Queenの歌詞中に出てくる

 Triumph all ye cherubim(ケルビム天使、汝ら皆 勝利を祝え)
 Sing with us ye seraphim(セラピム天使、汝ら 我らと歌え)

 のところの、2種類??の天使たちについて書きます。
 
 cherubim:ケルビム。智天使。英語の発音はチェラビム cherubの複数形
 seraphim:セラピム。熾天使 英語の発音はセラフィム
 
 聖書には神の使いとして天使がよく出てきますが、ケルビム(チェラビム)天使は旧約聖書に、かなりよく出てきます。エデンの園では、アダムとイブが追放されたあとに、炎の剣を持って命の木の番をしたり、神殿で、聖所(サンクチュアリ)から続く至聖所に置かれた契約の箱を守る役割もしてました。
チェラブ天使
 まるでセコムのガードマンのような天使なのに、現在は、かわいい天使像の代表格になってます。代表格になってます。
 
 ケルビム(チェラビム)は、ベートーベンの第九にも
Und der Cherub steht vor Gott. (ドイツ語)
And the cherubim stand before God.(英語)のように、ご登場なさっておりますよ。続きを読む

November 19, 2006

ライブのハシゴ:SOUNDS OF BLACKNESS→新井深絵さん

Gospel Soup (27) ライブのハシゴ

 今回は、Hail Holy Qeen(その3)を書くはずだったけど、今日はそんなもん、書いてられますかいな。

 なぜなら昨夜、予想もせずに素敵なライブを二つもハシゴ鑑賞してしまったから!
 ライブを1日に2件なんて、人生初めての経験ですわ。感動が冷めないうちに書いておきます。
 
 まずは大阪ブルー・ノート♪での、SOUNDS OF BLACKNESS(サウンズ・オブ・ブラックネス)のライブ。
Sounds of Blackness


 当初、忙しくて行けないなあと思っていたのですが、先週「予約した券が余っている」と、Kateさんからお話をいただき、これは逃してはいけないっと、急きょご一緒させていただきました。(お誘い、本当にありがとうございました。まとめて予約をしてくださったというEverlasting JoyのBeeさんも、ありがとうございました。続きを読む