Oh! Happy Day 元歌の讃美歌I will follow himのルーツ探検

August 23, 2006

ラッパー英語は難しい

Gospel Soup (5) ラッパー英語は難しい

<Down with〜って何?>
 大人気ゴスペル曲、Joyful Joyfulの中で、男の子二人がラップ(rap)を入れる箇所がありますね。曲調が変わって楽しい場面です。(『天使にラブソングを2』より)
 
 その中で、簡単そうにみえて英語の訳がやっかいなのが、クワイヤとの掛け合いで、
ラッパー:You down with G・O・D? と問いかけるこのフレーズ。
G・O・Dは、言うまでもなくGOD神様ですが、問題はdown with。

普通、英語でdown withと言えば、何というか引きずり下ろす語感。例えば
Down with Bush!!と書かれたプラカードを持った人たちがデモをしている映像をみたことがありますが、これなら「打倒ブッシュ政権」「ブッシュをぶっつぶせ」。
 
だけどまさかゴスペルで、G・O・Dをぶっ潰せ!!という事はあるはずもなく(笑)、この歌の場合のdown withは、ラッパー用語で「賛同する」の意味らしいです。
(ぜんぜん反対の意味ですね〜。)

 だから、You down with G・O・D? を訳すとすれば、「みんなG・O・Dに賛同するか〜い(神を信じてるか〜い)」というあたり。
つまり、
 You down with G・O・D? (みんな、G・O・Dを信じてるか〜いというラッパーの問いかけに、
Yeah! You know me! (イエ〜 私、私 信じてまんがな)と繰り返し。

 そして最後はWho down with G・O・D? (YouがWhoにかわって、誰がG・O・Dを信じてるのさ?)
 Everybody!! (みんなだよ)と締めくくって、あとに続くのでした。

 ラッパー英語はどんどん進化していく。ついていくのは大変です。
 今回の記事、もし誤りがあれば指摘してください。

Joyful Joyfulの歌詞を知りたい方↓
http://www.stlyrics.com/songs/s/sisteract9707/joyfulljoyfull320853.html


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この記事へのコメント

1. Posted by ユッキー   February 25, 2012 08:07
はじめまして、大阪で「Brighterday」っていうママさんゴスペルクワイアに所属してるユッキーと申します。
本日、クワイアのブログにてこちらのブログにリンク貼らせて頂きました。
こちらの記事に大いに助けられました。本当にありがとうございます!!
2. Posted by shinkai   February 26, 2012 21:07
ユッキー様

はじめまして。
コメント&リンクまでありがとうございます

大阪でいらっしゃるのですね。
私は京都ですので、いつかどこかのゴスペルライブ会場でお会いすることもあるのかもしれません。
今後とも、よろしくお願いいたします

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