ゴスペル「でる単」faith (名詞)友人がアフリカン・ゴスペル・クワイヤを立ち上げた話

June 24, 2008

ゴスペル「でる単(その3)」 Hallelujah!

Gospel Soup (70)   ゴスペル「でる単(その3)」 Hallelujah!

 隣の市に引越をしました。結婚してから6回目の引越だし、もうかなり慣れっこなのですが、片づけものはまだ終わりません。梅雨だし気分を一新!ハレルヤ
 
 ・・・なんかそのまんまですが、晴れるや!という語感と相まって、歌っているだけで楽しくなる単語!!ハレルヤ!
 
 ゴスペルソングの歌詞にも、掛け声にも応答にも、礼拝にもかかせない素敵なことば、Hallelujah!

 ♪Glory! Glory! Hallelujah! と歌っていれば、梅雨でも楽しいなあ・・・と、強引に気分を盛り上げつつ。

 (一応Wikipediaの説明を転記しておくと→ヘブライ語由来の言葉で、「主をほめたたえよ」の意 (「ヤハ」を「ハレル(ほめる)」)。ハレルヤの語頭のhを発音せずにアレルヤという事もある。正教会では「アリルイヤ」と発音される。メシア・アーメン・イスラエルなど共に、キリスト教に残る代表的なヘブライ語の一つでもある。)
 
 しかし!しかし!しかし!
 ゴスペルシンガーは、年から年中ハレルヤ!って歌っているのに、聖書の中でハレルヤということばが出てくるのは思ったより少ないようです。

 新約聖書だと、出て来るのは4回(ヨハネの黙示録19:1.3.4.6)、というか、ここの箇所だけ(たぶん)。
 
 そして旧約聖書だとどうなるだろうか。旧約聖書はヘブライ語で書かれているから、ハレルヤはたくさん出てくるはず。いっぱい目にしたことあるし。ドキドキ。私は聖書には詳しくはありませんが、今どきは、こういうサイト→http://www.biblegateway.com/ があるので、聖書中の単語もフレーズも、いろんな聖書のバージョンであっと言う間に、どの箇所にあるかが検索できます。

 で、日本の聖書だと、旧約聖書の詩編の113〜118までは、「ハレルヤ詩編」と呼ばれるくらい、詩の前後にハレルヤ!がついて、ヘブライ語のままハレルヤと書かれているのに、英語のバイブル検索でHallelujahと検索しても、旧約聖書だと、どこにも、詩編にすらヒットしません。
 
 あれあれ?おかしいなあ、、、と思って見てみると、つまり英語の聖書だと、いろんなバージョンでも、旧約聖書にはハレルヤということばは登場せずに、ご丁寧に英訳されて=Praise the Lord(主をほめよ)と記載されているのでした。

 ホントに?全然知らなかったなあ・・・・と手持ちの古式ゆかしいKing James Versionの聖書をみても、日本語ならハレルヤって記載されているところが、やっぱりPraise ye the Lordになってました。
 
 ふーん。ゴスペルシンガーはしょっちゅうハレルヤ!って言っているのに、英語の聖書だと、Praise the Lord!なんだ。ふーん。ふーん。もちろんゴスペルシンガーも、しょっちゅうPraise the Lord!って、叫んでますけど、うーんでも、Hallelujah!という一語のほうが、元気がよくてなんだかいいなあ。
 
 そう考えると、「ハレルヤ」をあえて日本語には訳出せずに、ヘブライ語をあえて残して、ハレルヤのまま記載した日本語の聖書は、なかなかセンスがいいのかもしれないと梅雨空に思った1日。

 今日は、梅雨の合間のお天気で、洗濯ものもよく乾く!あ〜ハレルヤハレルヤ!!!

<補記> 先の、BibleGatewayで、バイブルにどんな単語がたくさん使われているかを検索で調べると大変興味深いです。新約・旧約あわせて、Godという単語は3930箇所。Lordが6712箇所。Jesusは1276箇所。love(動詞・名詞含む)が出てくるのが697箇所。でもloveよりもっと頻出の単語があって、それはsin(罪)で、なんと1415箇所。うーん。うーん。うーん。

graceshinkai at 13:58│Comments(9)TrackBack(0)ゴスペルでる単 

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この記事へのコメント

1. Posted by べちゃん   June 24, 2008 17:54
へぇへぇへぇ、ですね。
そっか、ヘブライ語だから英語に直されてしまうのですね。日本はまんまで輸入してえらいですね。
さすが、日本だ、ハレルヤ。

でも、思うに、
やはり、晴れる、に通ずるものがあるから
ってのが大きいのではないでしょうか?
すごくそんな気がする。

専門家はともかく
素人は、晴れるや、と言ってると思うな。
わたしのことですが。
2. Posted by shinkai   June 24, 2008 18:01
☆べちゃん様

書き込みにくい外部ブログですのに、コメントをいつもありがとうございます。

>専門家はともかく
素人は、晴れるや、と言ってると思うな。

ええええ!私もそう思ってる素人です。
もし、この単語が「晴れるや!」っていう響きじゃなくて、「はにゃもげらほにゃらら」だったら、絶対そのままにせずに、「主をほめたたえよ」って、フツーに日本語に訳していたはずですもんねえ(笑)。
3. Posted by りえ   June 24, 2008 18:56
えーっと,えーっと・・・
私の中でハレルヤはハレルヤで
「主をほめたたえよ」という意味をあんまり考えてなかったなあ.

何かあったらハレルヤ
けいきづけにハレルヤ
楽しいときもハレルヤ

言葉の響きしか考えてなかったってことは
「晴れるや」認識ってこと?
4. Posted by shinkai   June 25, 2008 05:22
☆りえ様

うん。私にとても景気づけ。
ハレルヤ〜!は、もうハレルヤ〜!だよね。
人によっては、こんにちは〜もハレルヤ!
いいことがあったら、やったぜハレルヤ!
神さまありがとうハレルヤ!

私とか、「ほな、ハレルヤ!な一日をお過ごしください」とか、まで使っちゃってます。
5. Posted by Shogo   June 28, 2008 00:22
この出る単シリーズ、ほんまにハレルヤです!(素晴らしいです!)

梅雨のこの時期に、あえてこの単語を選ぶグレースさんのセンスもハレルヤ! 日本語の聖書と、英語の聖書の両方で、ハレルヤがどれだけ出てくるか調べるところもハレルヤ! <補記>まで、ハレルヤ! 今まで気になってた「ハレルヤ」にまつわる様々なことが、これですっかりハレルヤ!ですね。
6. Posted by Shogo   June 28, 2008 00:24
勝手な推測ですが、旧約聖書はヘブライ語で書かれたものを原典としているので、ヘブライ語のハレルヤはそのまま他のヘブライ語の単語と一緒に英訳されてしまったのでしょう。一方、新約聖書はギリシア語で書かれたものが原典とされているので、もしかしたら、ヨハネの黙示録にはギリシア語の中にぽつんとヘブライ語のハレルヤが登場し、そのまま英訳の際に、Hallelujah と外国語的に訳し出されたのかもしれませんね。(ほんまかどうかわかりませんよ。気になる方は調べてみてください。)


それから、リクエストいいですか?
次回のお題は "Bless" ってのはいかがでしょう
7. Posted by shinkai   June 28, 2008 05:59
学術的なコメントと、次回のお題まで(笑)ありがとうございました。

新約についての、Hallelujahは、きっとおっしゃる通りなのかもしれませんね。あと私は詳しくはないのですが、ヘブライ語で、神を讃美する関連の単語は、ハレルヤ以外にもニュアンスや動きの違うものが7つほどあるんでしょう?ShabachとかBarak とか。(詳しくはこちらのサイト→http://www.kingspriests.com/praise.htm か、バイロン・ケイジの歌、Shabachの歌詞をご覧ください。http://www.sweetslyrics.com/482856.BYRON%20CAGE%20-%20Shabach.html)
訳すとすると、どれもPraise the Lordになってしまうか、長々と説明が必要かどちらかになってしまうんでしょうね。

いや〜。どれも奥深くて宿題山盛りです。blessもきれいな単語ですよね。近々とりあげることができればです。
8. Posted by ちるりん   July 01, 2008 17:03
なるほど。なるほど。勉強になります★

補足を読んで「あぁ・・・愛は罪なのね。」と思ってしまいました。勝手な個人的解釈ですけれど・・・。

ハレルヤっ
9. Posted by shinkai   July 03, 2008 13:57
☆ちるりん様

こんにちは。お元気そうでいらして、何よりです。

>補足を読んで「あぁ・・・愛は罪なのね。」と思ってしまいました。勝手な個人的解釈ですけれど・・・。

あはは。ちるりんさんの場合、ものすごく美人でいらして「美しいって罪」とか、そーゆー感じかと拝察いたします。

また、そちらも伺いま〜す。

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