January 11, 2010
ソウェト・ゴスペル・クワイア・コンサートが終わって
Gospel Soup (93)〜ソウェト・ゴスペル・クワイア・コンサートが終わって〜
今さら言うのもなんではございますが、明けましておめでとうございます。今年も何卒、よろしくお願いいたします。
早いですね。もう、1ヶ月も経ってしまいました。昨年12月の南アフリカのSoweto Gospel Choirのコンサート
から。
すぐにステージでの感動を、そのまま文章にしたい!と思ったのですが、いや、これがどうしても、できなかったんですね。あまりに素晴らしいコンサートだったので。耳に残った彼らの生の声が消えていくような気がして、文章どころか、コンサートのあと1ヶ月、なーんのCDも音楽も、なーんにも、まーるで聴きたくありませんでした。
初来日のツアー。客席数1000人〜2000人の大規模の関東のホールで、9公演。3年ほど前には日本で無名に近かった南アフリカのゴスペルクワイアの公演を、今回のツアーでは、私も含めて1万人以上の人が生で聴くことができたというのは、何より大きな喜びでした。
来日したメンバーは、男女合わせて18人。歌はすべてアカペラで、ジェンベ(アフリカン・ドラム)2つ、パーカッションのみ。リードシンガーは、マイクを使うけれど、コーラスの声を拾っているのは、コーラス両脇の広角の二つのマイクだけ。
この実にシンプルなステージに、あざやかな衣裳に身を包んだ彼らが立ち、その放ち立つ歌声とリズムの、なんと高らかなこと。美しいこと!信じられないくらい、ぴたりと調和したハーモニー。
歌も表情も、沸き上がる歓喜に満ち、その歌唱力と声量は、まさに圧倒的。ジェンベのリズムを、空気の振動で感じ、降り注ぐコーラスを生で客席で聴くというのは、もうまるで夢の中のようなひととき。彼らの全身全霊のパフォーマンス/讃美を、どのお客さんも、1曲1曲受け止めていたように感じました。
それにしても濃密な2時間。1部・2部合わせて、アンコールの♪Oh Happy Dayも含めると、なんと29曲!彼らは歌いっぱなし。踊りながら歌う曲もたくさんあるというのに、いったいどれだけ体力があるんでしょう!?そして2部では、CDに所収されていないクリスマスの定番曲数曲を、アフリカンアレンジで歌うという、12月ならではのスペシャルコンサートでした。
アカペラっていいなあ。昔のウイスキーのコマーシャルの「何も足さない、何も引かない」といういう、コピーを思い出したりしました。彼らにとっては、過剰な演出も長いMCも解説もまるで不要。
アカペラであることが、彼らの「素」・・・みたいなもの、歌以外の内面やら人柄や、背負ってきた歴史や背景までを、かえって際立たせているかのようでした。
しかし、最小限の舞台演出の中で、唯一時折歌にあわせて変わっていたのが照明。そして♪Asimbonaga(アシンボナガ)という曲と、♪Bikoという曲をメドレーで歌った時だけ、その照明が赤く変わったのでした。
・・・ああそうか。これは南アフリカという国が背負ってきた負の歴史、アパルトヘイトによって流された血の色を象徴したいのだなと、とその時ふと我にかえりました。
ちなみに、この2曲はゴスペルソングではありません。
ちょっと長くなりますが、この2曲について、以前日本版HPに書いた、彼らのアルバムBlessedのライナーノーツから、引用します。
今さら言うのもなんではございますが、明けましておめでとうございます。今年も何卒、よろしくお願いいたします。
早いですね。もう、1ヶ月も経ってしまいました。昨年12月の南アフリカのSoweto Gospel Choirのコンサート

すぐにステージでの感動を、そのまま文章にしたい!と思ったのですが、いや、これがどうしても、できなかったんですね。あまりに素晴らしいコンサートだったので。耳に残った彼らの生の声が消えていくような気がして、文章どころか、コンサートのあと1ヶ月、なーんのCDも音楽も、なーんにも、まーるで聴きたくありませんでした。
初来日のツアー。客席数1000人〜2000人の大規模の関東のホールで、9公演。3年ほど前には日本で無名に近かった南アフリカのゴスペルクワイアの公演を、今回のツアーでは、私も含めて1万人以上の人が生で聴くことができたというのは、何より大きな喜びでした。
来日したメンバーは、男女合わせて18人。歌はすべてアカペラで、ジェンベ(アフリカン・ドラム)2つ、パーカッションのみ。リードシンガーは、マイクを使うけれど、コーラスの声を拾っているのは、コーラス両脇の広角の二つのマイクだけ。
この実にシンプルなステージに、あざやかな衣裳に身を包んだ彼らが立ち、その放ち立つ歌声とリズムの、なんと高らかなこと。美しいこと!信じられないくらい、ぴたりと調和したハーモニー。
歌も表情も、沸き上がる歓喜に満ち、その歌唱力と声量は、まさに圧倒的。ジェンベのリズムを、空気の振動で感じ、降り注ぐコーラスを生で客席で聴くというのは、もうまるで夢の中のようなひととき。彼らの全身全霊のパフォーマンス/讃美を、どのお客さんも、1曲1曲受け止めていたように感じました。
それにしても濃密な2時間。1部・2部合わせて、アンコールの♪Oh Happy Dayも含めると、なんと29曲!彼らは歌いっぱなし。踊りながら歌う曲もたくさんあるというのに、いったいどれだけ体力があるんでしょう!?そして2部では、CDに所収されていないクリスマスの定番曲数曲を、アフリカンアレンジで歌うという、12月ならではのスペシャルコンサートでした。
アカペラっていいなあ。昔のウイスキーのコマーシャルの「何も足さない、何も引かない」といういう、コピーを思い出したりしました。彼らにとっては、過剰な演出も長いMCも解説もまるで不要。
アカペラであることが、彼らの「素」・・・みたいなもの、歌以外の内面やら人柄や、背負ってきた歴史や背景までを、かえって際立たせているかのようでした。
しかし、最小限の舞台演出の中で、唯一時折歌にあわせて変わっていたのが照明。そして♪Asimbonaga(アシンボナガ)という曲と、♪Bikoという曲をメドレーで歌った時だけ、その照明が赤く変わったのでした。
・・・ああそうか。これは南アフリカという国が背負ってきた負の歴史、アパルトヘイトによって流された血の色を象徴したいのだなと、とその時ふと我にかえりました。
ちなみに、この2曲はゴスペルソングではありません。
ちょっと長くなりますが、この2曲について、以前日本版HPに書いた、彼らのアルバムBlessedのライナーノーツから、引用します。
--------------
♪Asimbonanga / ♪Biko (私たちは見なかった / ビコ)南アのアパルトヘイト撤廃に尽力した二人の活動家ネルソン・マンデラと、スティーブ・ビコのことを歌った2曲のメドレーです。1991年ノーベル平和賞を受賞し、1994年には黒人として初めて南アフリカの大統領に就任したマンデラ氏は、反アパルトヘイト運動の中心人物として38年間も投獄された過去があります。またスティーブ・ビコ(後に、映画「遠い夜明け」(1987年)の主人公として描かれました)は、1977年(ソウェト蜂起が起こった1976年の翌年)獄中で非業の拷問死をとげました。
前半の「Asimbonanga(ズールー語で、私たちは見なかったの意)」では、「我々はマンデラを長いこと見なかった。彼がどこにいるのかも知らされず。いつになったら、我々は目的地に着けるのだろうか・・・」と歌い、後半の「Biko」(英国のミュージシャン、ピーター・ガブリエルによる、ビコへの追悼歌「Biko」の一部分)では、「ロウソクを吹き消しても、炎を吹き消すことはできない。ひとたび炎が風を受ければ、火炎は舞い上がる。おおビコ!ビコ・・その男は死んだ。」と、彼の死後も反アパルトヘイトの炎が燃え上がることを歌っています。
----------------
先ほど私は、彼らの歌は歓喜に満ちていたと書きました。しかしその明るさの中に、彼らはどれだけ多くの涙を内包させて、血に染まった歴史を背負って生きてきたことか。
1994年に撤廃されるまで続いた、まるで20世紀の話とは思えないような、人間性を否定する南アフリカの人種隔離政策と、長すぎた黒人の苦難の歴史。
彼らが今なお、マンデラやスティーブ・ビコの歌を歌うのは、アパルトヘイトの歴史を風化させないため、ということに加えて、この国は今なお、大きすぎる課題を、進行形で抱えているからなのでしょう。
ワールドカップを目前に控えたこの国は、政治の腐敗、近代的な都会のビルの影で、人口5千万の国でありながら、殺人による死者が年間2万!傷害事件が年間20万件。レイプ4万件。黒人だけの失業率を計算すると45%にもなるという、実に暗澹たるデータがあります。(いずれも、「南アフリカの衝撃」(2009)平野克己著より)。
ソウェト・ゴスペル・クワイアの、ソウェト(Soweto)とはSOuth WEstern TOwnship。文字通りヨハネスブルグの「南西にある、旧黒人居住区」のこと。このクワイアは、そのソウェト地区内外の、教会のクワイアメンバー達から、選ばれて結成されています。
南アの中でも、とりわけ負の歴史を色濃く背負ってきたであろう彼らが、どうしてあれほどに明るく、世界の人に幸せを運ぶような歌を、天高く大地に足をつけて、風が渡るように歌うことができるのか、というのは、私が彼らの歌を初めて聴いた時の、疑問でもありました。
なぜ「彼らは、あのように」歌うことができるのか。
南アフリカのアフリカンゴスペル。African Spirit。その問いかけへの答えは、コンサートが終わっても、まだすべて得られたわけではなく、これからまだしばらく私が追いかけていきたいテーマ・・のようなもの、宿題になりました。
彼らの固有の民族の歴史。天性の歌の巧さはもちろんあるでしょう。そしてズールー人/コーサ人などの黒人が、もともと、西洋的な教会音楽の流入以前から、合唱の文化を持っていたというバックグラウンドもあり・・・・そこに白人たちの流入・入植によって讃美歌がもたらされ・・・・さらにはアパルトヘイト政策がとられたことで、黒人たちは、自分たちの心のよりどころとして、時にアンダーグラウンドで、プロテストソングや、キリスト教的な歌を歌うことになったと言われていますが、体系的な研究はおそらくありません。
「南アフリカ」におけるゴスペルソングの数々、ことにズールー語・コーサ語・ソト語など、現地の言語で歌われたトラディショナル・ゴスペルソングは、こうした様々な要素が、実に複雑にからみあい醸造され、できあがってきたもののはず。
これらは、あたかもアメリカにおける奴隷時代からの黒人霊歌→ブラックゴスペルの歴史を彷彿させるけれども、それとは「また別な歴史」を持った「南アフリカにおける、黒人による独自のゴスペルの系譜」です。
アメリカのブラックゴスペルは、今でも大好きですが、アフリカン・ゴスペルは、なんだか最近私にはしっくり、心に響きます。
南アにおける黒人ゴスペル音楽の歴史。時に悲しみをどうやって、あの喜びのリズムへと昇華させていけるのか・・・日本にはアフリカン・ゴスペルの専門家もいないし、南ア本国でも、そうしたまとまった著作や研究もなさそうなので、ちょっと腰をすえて調べてみたいと、コンサートが終わって、あらためて思ったのでした。
話は少しズレますが、ズールー人はもともとの民族伝承の中で、自分たちが天からきた部族であるという由来譚を持っているのだそうで(「アフリカの宗教」A.M.ルギラ著(2004)青土社)。ズールー語では、自らの部族:ズールー族(umZulu<単>/amaZulu<複>)・ズールー語(isiZulu)という単語に加えて、空や、天、お天気、天国のこともズールー(izulu)と同じ単語で表します。
自分たちの民族もズールー。空もズールー。天国もズールー。
ゴスペル音楽自体は、もちろんキリスト教の音楽ですが、アフリカン・ゴスペルを知る時は、彼ら土着の基層文化・世界観が織り成すものとの関係を知ることが不可欠だと思うのでした。ヨーロッパ的・キリスト教的な布を、かぶせてもかぶせても、そこから染み出るように湧き出す固有の文化というもの。その融合によって生まれ出たものの妙が、歌詞や音楽やリズムに結実しているあたり・・にいかんともしがたく、ココロ惹かれるのでした。
そんなこんなで、コトバにしようと思えば思うほど、コンサートのことがうまく伝えられず、もどかしい思いです。
いや本当に素晴らしいコンサートには、解説することばも、なーんにも要らないのでしょうが。。。
年頭からなんだから取り散らかったままの文章ですが、今年もまた皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
<付記1>
今回のコンサートでひとつだけ気になったのが、「南アフリカ共和国」のソウェト・ゴスペル・クワイアに対して、「ゴスペルのルーツ」という、曖昧なキャッチコピーが、出回ったことでした。このコピーはあたかも「アメリカのブラックゴスペル」のルーツが、南アのソウェト・ゴスペル・クワイアと直接関係があるようにに受け取れますが、それにはちょっと補足がいるでしょう。
まず奴隷貿易時代、アメリカに送られた黒人たちは、南アフリカというより、主に「西アフリカ諸地域」の黒人達です。そして西アフリカ諸地域出身の彼らが、アメリカの地において、教会音楽と出会い、黒人霊歌の時代を経て、世代を経て展開していったのが、アメリカのいわゆる、「ブラックゴスペル」。
一方、現在の「南アフリカ」の地域では、入植したイギリス人やオランダ人によって、キリスト教がもたらされ、上述のような、複雑な歴史的経緯をへて、南アフリカ諸言語によるゴスペルソングが生まれました。ソウェト・ゴスペル・クワイアが歌っているのは、現地の黒人言語による、トラディショナル・アフリカン・ゴスペルソングです。またレパートリーの中に、アメリカで生まれた黒人霊歌やブラックゴスペルの名曲も、新たなアフリカ風のアレンジにして歌っています。
むろん大きく「アフリカ」という枠でとらえて、歌い・踊る文化を持った「アフリカ黒人」が、奴隷として、アメリカに連れていかれたのですから、「ゴスペルのルーツはアフリカにあり」とうい点では、ゴスペルのルーツでよいのですが・・・。「ソウェト・ゴスペル・クワイアの音楽」が、「(アメリカの)ゴスペルのルーツ」というには、若干語弊があるので、ここに付記しておきます。
<付記2>
12/12の川口でのコンサートは、いやあ特に盛り上がりました(笑)。客席前から1列目にはファンクラブスタッフで、群馬でクワイアディレクターをされているTAMAKIさん。1列目2列目、TAMAKIさんのクワイアメンバーの方々ご一同に加えて、2列目にはファンクラブ代表の井筒さん。3列目に、京都からはるばる友人machizouさんと私。お隣の席は、ゴスペルブログを書かれているロンさんご夫妻。皆さまとご一緒させていただき、本当にコンサートを楽しむことができました。ありがとうございました。
またコンサート終了後は、ロビーにて、TAMAKIさん指揮でファンクラブ有志による「南アフリカ国歌をソウェトの皆さんに歌う企画」がありました。この詳細については、またいずれ企画者:井筒さんによる熱い詳細レポートが、webにもアップされることでしょう。(ファンクラブ通信では、配信済み)
TAMAKIさんがパート別音源を作ってくださり、この日のために各自が自宅で練習して、ぶっつけ本番で、その日に合わせました。
この国歌の企画も含め、今回の日本ツアーの成功のかげには、ここには書ききれないほど大きな、井筒さんとTAMAKIさんの働きがありました。ソウェトのクワイアディレクターの方・ツアーのエージェントの方・南アフリカ大使館の方などと、密に連絡をとりながら、信頼関係を築いてこられました。すべてのホールがお客さんでいっぱいになるよう、またクワイアメンバーの方自身も、日本でという国を好きになってくれるよう、膨大な時間とエネルギーをかけて、様々な配慮とご尽力をされました。その一つ一つをここで挙げることはしませんが、きっとまたソウェト・ゴスペル・クワイアの方も、日本という国を好きなってくれて、再度来日してくれることでしょう。
再来日の際は、ぜひ全国ツアーにしてほしいなあ。

Grace
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♪Asimbonanga / ♪Biko (私たちは見なかった / ビコ)南アのアパルトヘイト撤廃に尽力した二人の活動家ネルソン・マンデラと、スティーブ・ビコのことを歌った2曲のメドレーです。1991年ノーベル平和賞を受賞し、1994年には黒人として初めて南アフリカの大統領に就任したマンデラ氏は、反アパルトヘイト運動の中心人物として38年間も投獄された過去があります。またスティーブ・ビコ(後に、映画「遠い夜明け」(1987年)の主人公として描かれました)は、1977年(ソウェト蜂起が起こった1976年の翌年)獄中で非業の拷問死をとげました。
前半の「Asimbonanga(ズールー語で、私たちは見なかったの意)」では、「我々はマンデラを長いこと見なかった。彼がどこにいるのかも知らされず。いつになったら、我々は目的地に着けるのだろうか・・・」と歌い、後半の「Biko」(英国のミュージシャン、ピーター・ガブリエルによる、ビコへの追悼歌「Biko」の一部分)では、「ロウソクを吹き消しても、炎を吹き消すことはできない。ひとたび炎が風を受ければ、火炎は舞い上がる。おおビコ!ビコ・・その男は死んだ。」と、彼の死後も反アパルトヘイトの炎が燃え上がることを歌っています。
----------------
先ほど私は、彼らの歌は歓喜に満ちていたと書きました。しかしその明るさの中に、彼らはどれだけ多くの涙を内包させて、血に染まった歴史を背負って生きてきたことか。
1994年に撤廃されるまで続いた、まるで20世紀の話とは思えないような、人間性を否定する南アフリカの人種隔離政策と、長すぎた黒人の苦難の歴史。
彼らが今なお、マンデラやスティーブ・ビコの歌を歌うのは、アパルトヘイトの歴史を風化させないため、ということに加えて、この国は今なお、大きすぎる課題を、進行形で抱えているからなのでしょう。
ワールドカップを目前に控えたこの国は、政治の腐敗、近代的な都会のビルの影で、人口5千万の国でありながら、殺人による死者が年間2万!傷害事件が年間20万件。レイプ4万件。黒人だけの失業率を計算すると45%にもなるという、実に暗澹たるデータがあります。(いずれも、「南アフリカの衝撃」(2009)平野克己著より)。
ソウェト・ゴスペル・クワイアの、ソウェト(Soweto)とはSOuth WEstern TOwnship。文字通りヨハネスブルグの「南西にある、旧黒人居住区」のこと。このクワイアは、そのソウェト地区内外の、教会のクワイアメンバー達から、選ばれて結成されています。
南アの中でも、とりわけ負の歴史を色濃く背負ってきたであろう彼らが、どうしてあれほどに明るく、世界の人に幸せを運ぶような歌を、天高く大地に足をつけて、風が渡るように歌うことができるのか、というのは、私が彼らの歌を初めて聴いた時の、疑問でもありました。
なぜ「彼らは、あのように」歌うことができるのか。
南アフリカのアフリカンゴスペル。African Spirit。その問いかけへの答えは、コンサートが終わっても、まだすべて得られたわけではなく、これからまだしばらく私が追いかけていきたいテーマ・・のようなもの、宿題になりました。
彼らの固有の民族の歴史。天性の歌の巧さはもちろんあるでしょう。そしてズールー人/コーサ人などの黒人が、もともと、西洋的な教会音楽の流入以前から、合唱の文化を持っていたというバックグラウンドもあり・・・・そこに白人たちの流入・入植によって讃美歌がもたらされ・・・・さらにはアパルトヘイト政策がとられたことで、黒人たちは、自分たちの心のよりどころとして、時にアンダーグラウンドで、プロテストソングや、キリスト教的な歌を歌うことになったと言われていますが、体系的な研究はおそらくありません。
「南アフリカ」におけるゴスペルソングの数々、ことにズールー語・コーサ語・ソト語など、現地の言語で歌われたトラディショナル・ゴスペルソングは、こうした様々な要素が、実に複雑にからみあい醸造され、できあがってきたもののはず。
これらは、あたかもアメリカにおける奴隷時代からの黒人霊歌→ブラックゴスペルの歴史を彷彿させるけれども、それとは「また別な歴史」を持った「南アフリカにおける、黒人による独自のゴスペルの系譜」です。
アメリカのブラックゴスペルは、今でも大好きですが、アフリカン・ゴスペルは、なんだか最近私にはしっくり、心に響きます。
南アにおける黒人ゴスペル音楽の歴史。時に悲しみをどうやって、あの喜びのリズムへと昇華させていけるのか・・・日本にはアフリカン・ゴスペルの専門家もいないし、南ア本国でも、そうしたまとまった著作や研究もなさそうなので、ちょっと腰をすえて調べてみたいと、コンサートが終わって、あらためて思ったのでした。
話は少しズレますが、ズールー人はもともとの民族伝承の中で、自分たちが天からきた部族であるという由来譚を持っているのだそうで(「アフリカの宗教」A.M.ルギラ著(2004)青土社)。ズールー語では、自らの部族:ズールー族(umZulu<単>/amaZulu<複>)・ズールー語(isiZulu)という単語に加えて、空や、天、お天気、天国のこともズールー(izulu)と同じ単語で表します。
自分たちの民族もズールー。空もズールー。天国もズールー。
ゴスペル音楽自体は、もちろんキリスト教の音楽ですが、アフリカン・ゴスペルを知る時は、彼ら土着の基層文化・世界観が織り成すものとの関係を知ることが不可欠だと思うのでした。ヨーロッパ的・キリスト教的な布を、かぶせてもかぶせても、そこから染み出るように湧き出す固有の文化というもの。その融合によって生まれ出たものの妙が、歌詞や音楽やリズムに結実しているあたり・・にいかんともしがたく、ココロ惹かれるのでした。
そんなこんなで、コトバにしようと思えば思うほど、コンサートのことがうまく伝えられず、もどかしい思いです。
いや本当に素晴らしいコンサートには、解説することばも、なーんにも要らないのでしょうが。。。
年頭からなんだから取り散らかったままの文章ですが、今年もまた皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
<付記1>
今回のコンサートでひとつだけ気になったのが、「南アフリカ共和国」のソウェト・ゴスペル・クワイアに対して、「ゴスペルのルーツ」という、曖昧なキャッチコピーが、出回ったことでした。このコピーはあたかも「アメリカのブラックゴスペル」のルーツが、南アのソウェト・ゴスペル・クワイアと直接関係があるようにに受け取れますが、それにはちょっと補足がいるでしょう。
まず奴隷貿易時代、アメリカに送られた黒人たちは、南アフリカというより、主に「西アフリカ諸地域」の黒人達です。そして西アフリカ諸地域出身の彼らが、アメリカの地において、教会音楽と出会い、黒人霊歌の時代を経て、世代を経て展開していったのが、アメリカのいわゆる、「ブラックゴスペル」。
一方、現在の「南アフリカ」の地域では、入植したイギリス人やオランダ人によって、キリスト教がもたらされ、上述のような、複雑な歴史的経緯をへて、南アフリカ諸言語によるゴスペルソングが生まれました。ソウェト・ゴスペル・クワイアが歌っているのは、現地の黒人言語による、トラディショナル・アフリカン・ゴスペルソングです。またレパートリーの中に、アメリカで生まれた黒人霊歌やブラックゴスペルの名曲も、新たなアフリカ風のアレンジにして歌っています。
むろん大きく「アフリカ」という枠でとらえて、歌い・踊る文化を持った「アフリカ黒人」が、奴隷として、アメリカに連れていかれたのですから、「ゴスペルのルーツはアフリカにあり」とうい点では、ゴスペルのルーツでよいのですが・・・。「ソウェト・ゴスペル・クワイアの音楽」が、「(アメリカの)ゴスペルのルーツ」というには、若干語弊があるので、ここに付記しておきます。
<付記2>
12/12の川口でのコンサートは、いやあ特に盛り上がりました(笑)。客席前から1列目にはファンクラブスタッフで、群馬でクワイアディレクターをされているTAMAKIさん。1列目2列目、TAMAKIさんのクワイアメンバーの方々ご一同に加えて、2列目にはファンクラブ代表の井筒さん。3列目に、京都からはるばる友人machizouさんと私。お隣の席は、ゴスペルブログを書かれているロンさんご夫妻。皆さまとご一緒させていただき、本当にコンサートを楽しむことができました。ありがとうございました。
またコンサート終了後は、ロビーにて、TAMAKIさん指揮でファンクラブ有志による「南アフリカ国歌をソウェトの皆さんに歌う企画」がありました。この詳細については、またいずれ企画者:井筒さんによる熱い詳細レポートが、webにもアップされることでしょう。(ファンクラブ通信では、配信済み)
TAMAKIさんがパート別音源を作ってくださり、この日のために各自が自宅で練習して、ぶっつけ本番で、その日に合わせました。
この国歌の企画も含め、今回の日本ツアーの成功のかげには、ここには書ききれないほど大きな、井筒さんとTAMAKIさんの働きがありました。ソウェトのクワイアディレクターの方・ツアーのエージェントの方・南アフリカ大使館の方などと、密に連絡をとりながら、信頼関係を築いてこられました。すべてのホールがお客さんでいっぱいになるよう、またクワイアメンバーの方自身も、日本でという国を好きになってくれるよう、膨大な時間とエネルギーをかけて、様々な配慮とご尽力をされました。その一つ一つをここで挙げることはしませんが、きっとまたソウェト・ゴスペル・クワイアの方も、日本という国を好きなってくれて、再度来日してくれることでしょう。
再来日の際は、ぜひ全国ツアーにしてほしいなあ。

Grace
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この記事へのコメント
1. Posted by hana January 11, 2010 23:16
ご無沙汰しております。
明けましておめでとうございます。
日本でもようやくのコンサート、皆さんとても楽しんだようですね。
私もカナダで見た彼らの姿が目に浮かんできます。
何よりもポジティブで、この場に生きている!というその歓びを音にして表現しているような彼らの美しさに感動しました。
華美なステージ構成があるわけでもなく、まさに彼らと素敵な衣装と照明だけなのに、素晴らしいエンターテイナーなコンサートで、作り手たちの熱い思いがひしひしと伝わってくるものでしたよね。
そしてコンサート終了後の募金のお願いのときの彼らのやさしい瞳。
疲れもまったく見せず、笑顔で人々たちと談笑し、お礼をいい、そこにいる人々たちの心を照らす出す、アフリカの夕日のような暖かい気持ちにさせてくれる素晴らしいアーティストたちですよね。
と、やはり彼らの素晴らしさを文章にするのは難しいですね・・・
明けましておめでとうございます。
日本でもようやくのコンサート、皆さんとても楽しんだようですね。
私もカナダで見た彼らの姿が目に浮かんできます。
何よりもポジティブで、この場に生きている!というその歓びを音にして表現しているような彼らの美しさに感動しました。
華美なステージ構成があるわけでもなく、まさに彼らと素敵な衣装と照明だけなのに、素晴らしいエンターテイナーなコンサートで、作り手たちの熱い思いがひしひしと伝わってくるものでしたよね。
そしてコンサート終了後の募金のお願いのときの彼らのやさしい瞳。
疲れもまったく見せず、笑顔で人々たちと談笑し、お礼をいい、そこにいる人々たちの心を照らす出す、アフリカの夕日のような暖かい気持ちにさせてくれる素晴らしいアーティストたちですよね。
と、やはり彼らの素晴らしさを文章にするのは難しいですね・・・
2. Posted by shinkai January 12, 2010 01:09
☆hanaさん
本当にご無沙汰しています。
素敵なコメントをありがとうございます。hanaさんが2年半前?カナダでのソウェトの公演を観に行かれた時の、臨場感あふれるレポートを読んで、何がなんでも観たい〜!と思ったあの時のことがよみがえってきました。
本当に、すべて、そう!そう!そう!hanaさんのおっしゃる通りです。さすが文章家のhanaさん。
彼らの明るいショーマンシップにあふれた、すべてにひたむきな姿勢。私も彼らの笑顔の優しさは、忘れられません。
トロントはきっと、寒いんでしょうねえ。どうぞご自愛ください。今年もよろしくお願いいたします。
本当にご無沙汰しています。
素敵なコメントをありがとうございます。hanaさんが2年半前?カナダでのソウェトの公演を観に行かれた時の、臨場感あふれるレポートを読んで、何がなんでも観たい〜!と思ったあの時のことがよみがえってきました。
本当に、すべて、そう!そう!そう!hanaさんのおっしゃる通りです。さすが文章家のhanaさん。
彼らの明るいショーマンシップにあふれた、すべてにひたむきな姿勢。私も彼らの笑顔の優しさは、忘れられません。
トロントはきっと、寒いんでしょうねえ。どうぞご自愛ください。今年もよろしくお願いいたします。
3. Posted by りえ January 12, 2010 22:23
本年もよろしくお願いいたします。
文章にできないぐらい素晴らしいコンサート・・・観た人にしかわからないんだろうなあ。
あー、うらやましい!!!
次回来日はいつだろう????
文章にできないぐらい素晴らしいコンサート・・・観た人にしかわからないんだろうなあ。
あー、うらやましい!!!
次回来日はいつだろう????
4. Posted by shinkai January 13, 2010 00:42
☆りえ様
はい〜。あらためてよろしくお願いいたします。
本当に、次回来日が待たれますね。特に関西もっ!
んもう、その時はジャフジャムメンバー、みーんなで大挙して参りましょう。今回のコンサートでも、ジャフジャムで歌ってるHosannaもSwing downもMasigiye'boも歌ってくれたんですよ!Masigiye'boのダンスもすごかったです。みんながいたら、客席からハモれるのに〜と思ってました。
再来日の時には、みんなで歌いましょう♪
はい〜。あらためてよろしくお願いいたします。
本当に、次回来日が待たれますね。特に関西もっ!
んもう、その時はジャフジャムメンバー、みーんなで大挙して参りましょう。今回のコンサートでも、ジャフジャムで歌ってるHosannaもSwing downもMasigiye'boも歌ってくれたんですよ!Masigiye'boのダンスもすごかったです。みんながいたら、客席からハモれるのに〜と思ってました。
再来日の時には、みんなで歌いましょう♪
5. Posted by mochy January 13, 2010 12:34
次回は、必ず観てみたいですぅー
歴史や文化を知ること!!
大好きです
これからもいろいろ教えて下さい。
勉強になりました
有り難うございます

歴史や文化を知ること!!
大好きです

これからもいろいろ教えて下さい。
勉強になりました

有り難うございます

6. Posted by machizou January 14, 2010 18:44
ホントに感動の一夜でしたね
しんかいさんが一緒でなければ行くのをあきらめていたでしょう。
感謝・感動の数時間でした。
言葉にするのが上手くないので書けませんがやっぱりナマで見れて聴けてよかったーーー!
前から3列目!なんてかぶりつきなの!
座っているのが失礼なくらいでしたね。
TAMAkIさんshogoさんと出会えてライブでの感動がより増しました。
皆さんと歌えたことがいい思い出です。
今日は図書館でアパルトヘイトに関する本を借りました。
少しでも彼らの気持ちに触れ、理解を深められたらと思います。
簡単なズールー語講座して欲しいなー

しんかいさんが一緒でなければ行くのをあきらめていたでしょう。
感謝・感動の数時間でした。
言葉にするのが上手くないので書けませんがやっぱりナマで見れて聴けてよかったーーー!
前から3列目!なんてかぶりつきなの!

座っているのが失礼なくらいでしたね。
TAMAkIさんshogoさんと出会えてライブでの感動がより増しました。
皆さんと歌えたことがいい思い出です。
今日は図書館でアパルトヘイトに関する本を借りました。
少しでも彼らの気持ちに触れ、理解を深められたらと思います。
簡単なズールー語講座して欲しいなー

7. Posted by shinkai January 14, 2010 21:40
☆mochy様
はい〜本当に、ご一緒したかったです
次回は、ジャフジャムみんなで出かけたら、客席がえらく盛り上がるコンサートになるでしょうねえ(笑)。踊る人も続出しそうで。
今年もよろしくお願いいたします。
歴史やら文化は、私もよくわかっちょりません(汗)。またみんなで歌いながら、学びたいですね。
はい〜本当に、ご一緒したかったです

次回は、ジャフジャムみんなで出かけたら、客席がえらく盛り上がるコンサートになるでしょうねえ(笑)。踊る人も続出しそうで。
今年もよろしくお願いいたします。
歴史やら文化は、私もよくわかっちょりません(汗)。またみんなで歌いながら、学びたいですね。
8. Posted by shinkai January 14, 2010 21:45
☆machizou様
本当に、machizouさんと一緒に行けて、心強かった(?)です。いやあ、京都からはるばる行ったかいがあったよねー
やっぱり、こういうコンサートは、ひとりじゃなくみんなで楽しむと、楽しさ倍増。
前から3列目で、歌も表情も本当に間近で堪能できました。
んで、ズールー語は、私も挨拶程度しか、まだできません。しかも、発音もできない音がまだありますねん。あ、machizouさん、耳がいいから、すぐにできるのかも。
また、今度ゆっくりね!
本当に、machizouさんと一緒に行けて、心強かった(?)です。いやあ、京都からはるばる行ったかいがあったよねー

前から3列目で、歌も表情も本当に間近で堪能できました。
んで、ズールー語は、私も挨拶程度しか、まだできません。しかも、発音もできない音がまだありますねん。あ、machizouさん、耳がいいから、すぐにできるのかも。
また、今度ゆっくりね!
9. Posted by まっちゃん January 16, 2010 15:07
しんかいさん、
はじめまして。楽しくブログ拝読させていただいております。
私も、「府中の森」のコンサートを鑑賞いたしました。彼らの息づかいが伝わってくるほど間近で楽しむことができました。
しんかいさんのステキなブログを読んで、あらためてその感動を蘇らせました。ありがとうございました。
これからもお邪魔させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
ps. 遅まきながら「ソウェト」のファンクラブに入会させていただきました。こちらでもお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
はじめまして。楽しくブログ拝読させていただいております。
私も、「府中の森」のコンサートを鑑賞いたしました。彼らの息づかいが伝わってくるほど間近で楽しむことができました。
しんかいさんのステキなブログを読んで、あらためてその感動を蘇らせました。ありがとうございました。
これからもお邪魔させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
ps. 遅まきながら「ソウェト」のファンクラブに入会させていただきました。こちらでもお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
10. Posted by shikai January 17, 2010 09:50
☆まっちゃん様
はじめまして。コメントをありがとうございます。そして、ファンクラブにご入会も、ありがとうございます。記念すべき100番さん!でいらっしゃいますよね。
まっちゃん様からの情報で、関東でもソウェトの曲をレパートリーにされているグループが(しかもあんなに大人数で)いらっしゃることを知り、うれしくも、また驚きもしました。
ソウェトのメンバーの皆さんも、日本でこれだけ自分たちのアレンジが歌われているとは、びっくりでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
はじめまして。コメントをありがとうございます。そして、ファンクラブにご入会も、ありがとうございます。記念すべき100番さん!でいらっしゃいますよね。
まっちゃん様からの情報で、関東でもソウェトの曲をレパートリーにされているグループが(しかもあんなに大人数で)いらっしゃることを知り、うれしくも、また驚きもしました。
ソウェトのメンバーの皆さんも、日本でこれだけ自分たちのアレンジが歌われているとは、びっくりでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
11. Posted by JUNKO January 24, 2010 06:43

ほんとに行きたかった・・・
でも、井筒さんやりかさんからこのようにコンサートの情景を教えていただいてうれしい限りです。
次回は関西でも再来日コンサート、切望です。
勝手ながら、りかさんのブログ記事を私のブログでも紹介させていただきました。
今年はお互い大きなコンサートが待ってます。
また情報くださいね。
がんばりましょ〜う!!
12. Posted by shinkai January 25, 2010 10:18
☆JUNKO様
こんにちは
ご無沙汰しております。
ソウェトのコンサートでは、JUNKOさんのクワイアの方も、お見えになっておられ、少しお話することができました!!
関西(日本各地)での公演、次回は切望ですね。
JUNKOさんのブログでのご紹介もありがとうございます。JUNKOさんのブログを読ませていただいていると、お子様のご成長、楽しみです(すでに、ジジババの心境)。健やかに愛情深く、音楽に囲まれて成長されているのですねー。お正月のご家族の着物姿も素敵でした。
今年もよろしくお願いいたします。
こんにちは

ソウェトのコンサートでは、JUNKOさんのクワイアの方も、お見えになっておられ、少しお話することができました!!
関西(日本各地)での公演、次回は切望ですね。
JUNKOさんのブログでのご紹介もありがとうございます。JUNKOさんのブログを読ませていただいていると、お子様のご成長、楽しみです(すでに、ジジババの心境)。健やかに愛情深く、音楽に囲まれて成長されているのですねー。お正月のご家族の着物姿も素敵でした。
今年もよろしくお願いいたします。
13. Posted by たかちゃん March 05, 2010 22:18
突然の書き込み、失礼致します。
ソウェトのコンサート、私も所沢の会場で
友人のtamakiさんの呼びかけに賛同し、
終演後、ロビーにて
南アフリカ国歌をソウェトのmemberと共に大合唱させて頂きました!
tamakiさんとは、東京・福生市にある、黒人教会で一緒に歌っていたことがあり、今回、ソウェト事務局で誘致に尽力した彼女から、サプライズで一緒に歌いませんか?と声を掛けて頂き、秋葉原のスタジオなどで自主練を二度ほどし、後はhome pageを見ながら、<空耳アワー?>的に訳した歌詞と格闘?しながら、当日を迎えました。
今まで色んな処で歌って来ましたが、そのどれよりも深く感動したと共に、アカペラの素晴らしさ・歌の原点を教えて頂いた気がしています。
また、此処に来ると、深く細やかな内容に、いつも感心してしまいます。
これからも、拝見させて下さい(*^_^*)
ソウェトのコンサート、私も所沢の会場で
友人のtamakiさんの呼びかけに賛同し、
終演後、ロビーにて
南アフリカ国歌をソウェトのmemberと共に大合唱させて頂きました!
tamakiさんとは、東京・福生市にある、黒人教会で一緒に歌っていたことがあり、今回、ソウェト事務局で誘致に尽力した彼女から、サプライズで一緒に歌いませんか?と声を掛けて頂き、秋葉原のスタジオなどで自主練を二度ほどし、後はhome pageを見ながら、<空耳アワー?>的に訳した歌詞と格闘?しながら、当日を迎えました。
今まで色んな処で歌って来ましたが、そのどれよりも深く感動したと共に、アカペラの素晴らしさ・歌の原点を教えて頂いた気がしています。
また、此処に来ると、深く細やかな内容に、いつも感心してしまいます。
これからも、拝見させて下さい(*^_^*)
14. Posted by shinkai March 07, 2010 15:39
☆たかちゃん様
こんにちは。はじめまして。ご丁寧なコメントをありがとうございます。そうでしたか!所沢の会場で歌われたのですね。
また、TAMAKIさんとは旧知の方でいらっしゃったとは、世の中のつながりというのは、ふしぎなものですね。自主練にもご参加いただき、ありがとうございました。
あの歌は、ズールー語のところは、ともかくアフリカーンス語のところが、歌詞がむつかしかったですねえ。まさに空耳アワーでした。
たかちゃん様は、ファンクラブに入っておられる方ですか?もし、まだでいらしたら、ぜひソウェトのHPからどうぞ♪です。今後ともよろしくお願いいたします。
こんにちは。はじめまして。ご丁寧なコメントをありがとうございます。そうでしたか!所沢の会場で歌われたのですね。
また、TAMAKIさんとは旧知の方でいらっしゃったとは、世の中のつながりというのは、ふしぎなものですね。自主練にもご参加いただき、ありがとうございました。
あの歌は、ズールー語のところは、ともかくアフリカーンス語のところが、歌詞がむつかしかったですねえ。まさに空耳アワーでした。
たかちゃん様は、ファンクラブに入っておられる方ですか?もし、まだでいらしたら、ぜひソウェトのHPからどうぞ♪です。今後ともよろしくお願いいたします。
15. Posted by 松 December 28, 2010 07:52
はじめまして。『ソウェートの蜂起』に関する本を検索してまして、こちらのブログ記事にたどり着きました。私はヤフーでMJをはじめ黒人音楽中心のブログを書いています。
マンデラを歌ったゴスペルのことをこちらで初めて知りました。もしさしつかえなければ、こちらの記事をリンクもしくは紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
マンデラを歌ったゴスペルのことをこちらで初めて知りました。もしさしつかえなければ、こちらの記事をリンクもしくは紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
16. Posted by shinkai December 28, 2010 14:46
☆松様
こんにちは。初めまして。こちらのブログにおいでいただきまして、誠にありがとうございます。松さんの、とっても詳しいブラックミュージックのブログも、拝読させていただきました。また時々伺います。
この歌に限らず、アパルトヘイト時には、歌詞に、暗にマンデラのことを示唆するようなことを歌った歌は他にもあったようですね。
リンクしていただけるとのこと、幸甚です。
よろしくお願いいたします。
こんにちは。初めまして。こちらのブログにおいでいただきまして、誠にありがとうございます。松さんの、とっても詳しいブラックミュージックのブログも、拝読させていただきました。また時々伺います。
この歌に限らず、アパルトヘイト時には、歌詞に、暗にマンデラのことを示唆するようなことを歌った歌は他にもあったようですね。
リンクしていただけるとのこと、幸甚です。
よろしくお願いいたします。
17. Posted by 松 December 29, 2010 05:34
ありがとうございます。該当記事は1月になりますが、アップしたらお知らせしますね。年内には映画のインビクタスの感想をアップします。。。
アフリカンゴスペル−今とても興味があります。またのちほどゆっくりと過去ログを読ませていただきます。楽しみです!
アフリカンゴスペル−今とても興味があります。またのちほどゆっくりと過去ログを読ませていただきます。楽しみです!
18. Posted by 松 January 09, 2011 06:02
shinkaiさん、こんにちは。記事アップしましたのでお知らせします。今後ともぜひお見知りおき下さいませ。
19. Posted by shinkai January 09, 2011 14:44
☆松様
さっそくお知らせありがとうございます。
拝読させていただきました!いやもう、数珠つなぎ・縦横無尽にあちらこちらを調べあげたブログすごすぎです。
映画インヴィクタスは見ましたし、マイケルジャクソンも、もちろん好きですが、マイケルとマンデラの交流がこんなに深いところでつながっていたことなど、全く存じあげませんでした。
読み応えたっぷり、たいへん勉強になりました。また、当方のリンクもありがとうございました。
また松さんのお名前、しばもとさんでいらっしゃるのですね。私の旧姓もそうなんです(笑)。また今後ともよろしくお願いいたします
さっそくお知らせありがとうございます。
拝読させていただきました!いやもう、数珠つなぎ・縦横無尽にあちらこちらを調べあげたブログすごすぎです。
映画インヴィクタスは見ましたし、マイケルジャクソンも、もちろん好きですが、マイケルとマンデラの交流がこんなに深いところでつながっていたことなど、全く存じあげませんでした。
読み応えたっぷり、たいへん勉強になりました。また、当方のリンクもありがとうございました。
また松さんのお名前、しばもとさんでいらっしゃるのですね。私の旧姓もそうなんです(笑)。また今後ともよろしくお願いいたします
