ゴスペル雑記帳

January 07, 2009

カラフル・ニュー・イヤー!

Gospel Soup (81) カラフル・ニュー・イヤー!

 新年明けまして、おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
black ban-aid
skin color crayon
black foundation

 




 


 いつも年の始めに、今年の抱負(のようなもの)を、自分の頭の中で漢字で思い浮かべたりしています。今年は「笑」という漢字に加えて、「色」!
 
 ちなみに、この画像はアメリカで売っている
(1)各種肌色対応のバンド・エイド(かわいいけど、売っているのめったに見たことありません)
(2)肌色(skin color)専用のクレヨン(幼稚園とかによく置いてある)
(3)ファンデーション色見本。

 うーん、色の幅があるなー。
 
 クワイヤへの子持ち女性友人への年賀状にも、
「今年は、ヒ・ト・ヅ・マの色気で、ぶいぶい歌いまっしょう!」と冗談半分で書いたけれど、半分本気だったりします。
 
 色気だけじゃなくて、元気な顔色だったり、色をつけたり(サービス精神とか、ものごとにニュアンスをつけたり、魅力があったりの意味で)、色ツヤだったり、濃淡だったり、キラキラだったり、鮮やかだったり。単色じゃなくて、色んな世代・色んな国・色んな人と今年も会いたい!!!という思いもあります。あ!色んな声を聴きたいというのも。
 
 そんなわけで、色!  続きを読む

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December 25, 2008

今年のクリスマスにふさわしい歌は何だろう?

Gospel Soup (80) 今年のクリスマスにふさわしい歌は何だろう?
   John Lennon - Happy Xmas (War Is Over) (1971)



 今年のクリスマスは、自分の心にしっくりくる曲がなかなかなかったのだが、テレビから流れてきたあまりに有名なジョン・レノンとヨーコの、Happy Xmasを聴いていたら、今さらながら、ああこんな歌詞だったんだなあと、37年も前に作られたこの歌が、全然古くないことに、あらためて驚いた。Happy Christmas









♪Happy Christmas (War Is Over) (youtubeの映像↓)



 クリスマスイブの昨夜、家の窓から京都の夜景を見ていたが、京都の有名な某企業のビルの窓のいくつかは、12時を過ぎても電気がついていて残業中の人がいるらしい。これらの企業の業績悪化のニュースは、新聞で読んだ。業績が上を向いても下を向いても忙しいのが日本のサラリーマンだけど、仕事があるだけでもありがたい、屋根があるだけでもありがたいというのが、今年の日本のクリスマスだったようだ。
 
 クリスマス。
 ジーザスが生まれたのは、全ての人を救うため・・・ということになっている。ということは、本来すべての人が、楽しいクリスマスを過ごす権利があって、そうあるべきな特別な一日。

 ♪So this is Christmas〜そう、だから今日はクリスマスと、この歌は歌う。オノ・ヨーコは、ジョンの声のことを、「コミュニケートする声」だと言った。この歌は、とても強いメッセージの曲でもあり、祈りの曲でもある。続きを読む

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December 02, 2008

ゲイリー・ハインズ・ワークショップ2008を終えて

Gospel Soup (79) ゲイリー・ハインズ・ワークショップ2008を終えて

 〜Dignity(誇り)とUnity(連帯)と、
オバマというヒーローとUnsung Heroes(歌われなかったヒーローたち)〜

 
 何だかサブタイトルがやけに長いですが、今年のゲイリー・ハインズ・ワークショップ(Gary Hines Spiritual Workshop)に参加させていただいてから、もう一ヶ月以上も経ってしまいました。今年のワークショップ・コンサートも、市岡裕子さんやBee芦原さんや、スタッフのかたがたの多大なるご尽力のおかげで、なおさら素晴らしいものでした。ありがとうございました。
 
 あまりに密度の高い1日で、当日は明らかに頭が飽和状態を越えていた情けない私は、今回のワークショップの事を、自分の中で消化するのに、本当に時間が必要でした。
 
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September 25, 2008

この冬、観たい公演 アフリカン・ゴスペルファン必見

Gospel Soup (78) この冬、観たい公演 アフリカン・ゴスペルファン必見


 この秋は、大物ゴスペルシンガーの、来日ラッシュですね。
11月には、ヨランダ・アダムス(Yolanda Adams)が初来日で、大阪公演。
 http://www.sankeihallbreeze.com/kouen_yora_m.html
 
 同じく11月にバイロン・ケイジ(Byron Cage)も初来日。東京でワークショップと公演。  http://www.voce.jp/ws/work_shop2008.html
 
 一番楽しみにしているのは、10月〜11月ゲイリー・ハインズの、黒人霊歌(スピリチュアル)のワークショップとコンサート〜
 http://www.hcn.zaq.ne.jp/gosjuku/ghw.htm


ああ、どれも観たいな〜。だけど友人M口嬢から、教えてもらったのは、このパフォーマンス
 ああ!これ!?これは何なの?
アフリカン・ゴスペルのファンなら、もうこれは脈拍がいっきに上がる。

魔笛あのモーツァルトの「魔笛」を、南アフリカの伝統音楽・ゴスペル・ソウル・楽器で表現!
 
 
 最初、ソウル・オペラ「魔笛」っていうから、ソープ・オペラ(お昼にテレビで放映されるメロドラマ)の親戚みたいなやつかと思い、ええ?なんかの冗談みたいなやつ?と、思っていたけど、映像をみて、わ〜お!もうびっくり!

 だまされたと思って、この映像をみてみてくださいな♪
(「魔笛」モーツアルト×アフリカのコラボレーション)

  http://www.mateki2008.jp
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September 19, 2008

ゴスペル・アウォーズ2008

Gospel Soup (77) ゴスペル・アウォーズ2008

 9月15日(敬老の日)、日本最大級のゴスペル・コンテスト<GOSWEL AWARDS 2008>、大阪森ノ宮に見に行って来ました!お昼の12時開演で、終演はなんと、夜の7時 

 フレッシャー部門17クワイヤ、エキスパート部門11クワイヤ、ゲストクワイヤ1。全部で29クワイヤが勢ぞろい!

 いっきにこれだけたくさんのパフォーマンスを、見させていただくと、もう〜本当〜に、みーっちり勉強になります。心を動かされたり、ゴキゲンになったり、我が身を振り返って冷汗をかいたり、ハーモニーにうっとりしたり、惜しみない拍手を送ったり、例年のこととはいえ、今年も実りの多い7時間でした。
 
 そして、アウォーズに出場したわけでもないのに、今年私は、1日経っても、2日経っても、3日経っても、ずーっとある歌声が耳から離れませんでした。
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August 30, 2008

ゴスペルの楽譜を1曲づつ、ネット購入する方法

Gospel Soup (76) ゴスペルの楽譜をバラ売り(sheet music)で、ネット購入する方法

 久々のお役立ち情報です

 ゴスペルクワイヤの楽譜は、皆さまどうしていらっしゃるのでしょう?
 ゴスペルの楽譜を、1曲づつバラ売りで(いわゆるSheet music。綴じられていない数枚の楽譜)、インターネット上でダウンロードして購入できるとても便利なサイトがいくつかあります。

 Bless me 楽譜
 
 ご存じの方も多いのかもしれませんが、特に今回自分が購入してみて、オススメできるなと思ったのは、musicnotes.comという楽譜販売巨大サイトの中の、ゴスペルセクション↓。ゴスペルジャンルだけで、2200余りの楽譜があります。
 
  http://www.musicnotes.com/christian/gospel.asp

 日本のクワイヤでよく歌われている曲、有名ゴスペルシンガーや、クワイヤの曲がかなり入っています。どの楽譜も、5ドルちょっとで、1曲づつダウンロードして、自宅のプリンターで印刷できます!郵送の手間もかからないしとっても便利! 続きを読む

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August 22, 2008

ああ、飯は互いにわかちあって食べるもの

Gospel Soup (75) ああ、飯は互いにわかちあって食べるもの

 この夏は、とりたてて大きな旅行はしなかったのですが、気持ちの上では、なんだかアフリカやイタリアまで長い旅をしたような、というか、逆に旅の出発点に立ったようなというか、不思議な夏でした。ゴスペルソングではありませんが、今、心に響いているのは、韓国の詩人・思想家の金芝河(キム・ジハ)のこの詩です。
 
 飯(めし)は天       金 芝河(キム・ジハ)

  飯は天です
  天を独りでは支えられぬように
  飯は互いに分かち合って食べるもの
  飯は天です
  天の星をともに見るように
  飯はみんなで一緒に食べるもの
  飯は天です
  飯が口に入るとき
  天を体に迎えます
  飯は天です
  ああ 飯は
  みんなが互いに分かち食べるもの
  
 元々のココロの旅の始まりは、まだアパルトヘイトの傷あと残る南アフリカの旧黒人居住地ソウェトの、ソウェト・ゴスペル・クワイヤの素晴らしい歌声にしびれてしまったのが、去年の春。これがきっかけで、皆さんとソウェト・ゴスペル・クワイヤの日本版公式ファンサイトを作ったのが今年の春。その原稿を書くために、南アフリカのことを調べていたら、南アフリカという国の、困難な現状をも色々知ることになります。
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August 09, 2008

書籍『黒人霊歌は生きている』ウェルズ恵子

Gospel Soup (74) 書籍『黒人霊歌は生きている』ウェルズ恵子
 
 日本人だからこそ書けたという渾身の著作である。
黒人霊歌は生きている

 『黒人霊歌は生きている』〜歌詞で読むアメリカ〜 ウェルズ恵子 岩波書店 (2008年)
 
 
 




 今までも、日本で出版された本の中で、黒人霊歌についてまとめられた本としては『ニグロ・スピリチュアル』北村崇郎 みすず書房(2000年)の大部や、『深い河のかなたへ』〜黒人霊歌とその背景 小川洋司 音楽之友社(2001年)などがあり、大いに勉強させていただいたが、今回のウェルズ恵子さんの著作は、曖昧模糊として情報が錯綜した黒人霊歌、ゴスペル、ブルーズという大河や支流の水を、さらにかきわけかきわけ、黒人霊歌の源流へと遡上した本だ。続きを読む

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July 16, 2008

ゴスペルで「脱ぐ」

Gospel Soup (72)  ゴスペルで「脱ぐ」

 暑さのあまり、こんなタイトルつけてしまいましたが、まじめな話です。

 前回のブログで、友人のN子さんが、アフリカン・ゴスペルのクワイヤを立ち上げた話を書きましたが、その時のこと。ゴスペルは初めてという方も含めて、歌っている間に自然に自ら靴を脱いで裸足で床の上に立って歌い始めた方が、何人かいらしたのでした。

 それをみて
「うーん、こういう自分の皮膚感覚に従って、素直に行動に移せる人、好きだなあ。いいなあ。」と、思ったのでした。
 
 アフリカン・ゴスペルを歌うのに、ヒールの高い靴は確かに歌いにくい。
 夏ということもあるけど、ストッキングもいらなくて、本当は素足に大地が一番なんだろうなあ。ジャンベの振動も足に伝わる感じだし。それなら脱いじゃえば確かにいいのだけれど、お座敷じゃないから、普通の人なら、いったん履いた靴は、なかなか脱がない。
 
 ヒールをはいてお洒落する時はお洒落して、脱ぐ時は脱ぐ!
 「う〜ん。このメリハリ!人生コレだわ!コレ!
  ゴスペルは、脱げるからいいのよ〜!

と、人生やらゴスペルの魅力にまで思いをはせてしまいました。

 脱ぐ脱ぐといっても、ここからは靴の話だけじゃなくて、ココロの殼の話。もともとの性格にもよるけど、ココロの殼は実に脱ぎにくい。私なんて特にそうでした。続きを読む

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July 15, 2008

友人がアフリカン・ゴスペル・クワイヤを立ち上げた話

Gospel Soup (71)  友人がアフリカン・ゴスペル・クワイヤを立ち上げた話

 なんだか昨年来、南アフリカのSoweto Gospel Choir(ソウェト・ゴスペル・クワイヤ)と出会ってから、アフリカづいていて、夫に言わせれば、私の名前の「りか」というのは、「アフリカのリカ」だったのかというくらい。
 
 ソウェト・ゴスペル・クワイヤ日本版公式ファンサイトもできあがり、なんとなく一段落したつもりだったところに、かつて同じクワイヤに所属していた友人N子さんが、6月末、京都市内で、アフリカン・ゴスペル中心のクワイヤを立ち上げました。

 講師は木原千賀子先生で、伴奏はアフリカンドラム(ジャンベ)のみ。メンバーはN子さんの昔からの友人ゴスペルをやっている方、あとはmixiでメンバーをつのり、ソウェト・ゴスペル・クワイヤのコミュニティのメンバーのゴスペル経験者2人、またゴスペルは初心者だけど、民族楽器やアフリカが大好きという20代半ばの若い方々など、なんと17名。で、週末は主婦は家を空けられないよ〜と思っていた私も、あまりの楽しさににメンバーに入れてもらいました!(クワイヤの名前は未定)。続きを読む

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