Total Praise

February 16, 2007

ゴスペル数珠つなぎ

Gospel Soup(42) ゴスペル数珠つなぎ

 ゴスペルの話題で、「数珠」はないだろう!?とつっこみが入りそうなタイトルですが。
 とにかく、ここ数日、ゴスペルに関する素敵な数珠つなぎが、あまりに続いたのでちょっとびっくり。
 
 まず、先日の日曜日(2006/2/11)に、所属するゴスペルサークルが、地元自治体主宰の合唱フェア(26団体出場)の1団体として参加。オーソドックスな合唱団体に混じって、ゴスペルの♪Total Praiseと、♪聖者の行進を歌ってきたのです。1000人収容のホールが、ほぼ満席。聖者の行進では客席の皆様も手拍子してくださり、メンバーみんなで弾け飛び(笑)、その舞台の充実感を反芻していた翌日のこと・・。続きを読む

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September 18, 2006

リチャード・スモールウッド(Richard Smallwoodの素顔)

Gospel Soup (14) Total Praise 徹底解剖 その3

リチャード・スモールウッド(Richard Smallwood) ゴスペル人物伝

 Total Praiseについて書いたついでに、作詞・作曲者のリチャード・スモールウッドについてまとめてみよう。
 日本のゴスペルファンからは、リチャスモと名前を略されるゴスペル界の大御所。うーん。スモールウッドという名前を日本語に訳すと小木さん⇒小森さんだな〜(苗字まで訳すな〜)。
 そんなこんなで、顔を見ていると妙に「リチャード・小森」という感じがする彼の素顔を追及
Memorable Moments


 まずはオフィシャルホームページ http://www.richardsmallwood.comから概訳。

Richard Smallwood
 アメリカ・アトランタ生まれ。幼少期から神童ぶりを発揮。

 5歳の時には耳で聞いただけでピアノ演奏(おおっ)。7歳で正式にピアノを習い始め、11歳で彼の最初のゴスペルグループを組織!(11歳で〜??)

 通常は神童はハタチすぎたらただの人・・になりそうなものだが、彼はさにあらず、名門Howard大学の声楽科と、ピアノ科の両方の課程を修了し、卒業研究で民族音楽学までやったらしい。彼の音楽がクラッシックな香りがするのは、こうしたバックグラウンドによるもの。

 ゴスペルにシーンにおいて、様々な「初めての」をやりとげた「初モノ」男のようである。
 Howard大学キャンパス初のゴスペルグループを作り、ゴスペルグループとしては、スイスのモントルー・ジャズフェスティバルに初参加。The Richard Smallwood Singersは、初めて旧ソビエトに凱旋したゴスペルグループとなる。続きを読む

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September 12, 2006

Total Praise 歌詞・対訳

Gospel Soup (13)   名曲 Total Praise徹底解剖(その2)歌詞・対訳

 9月9日付のゴスペルスープ(12)で、Total Praiseについての記事を書き、次回は、作者のRichard Smallwoodについて書くと予告していたのですが・・・!

「Total Praise の日本語訳詞も欲しかったな〜」(笑)という、コメントをいただきましたので、今回は予定を変更して、訳をお届けいたします。

 まず、タイトルのTotal Praiseですが、日本語には訳しづらいですね〜。直訳したら「全面的(トータル)讃美(プレイズ)」ですが、これだとあまりに色気がないというものでしょう。

  ギャル語で訳せば「ぜぇんぶ もぅ大好き!あなたってすごぉ〜い!」。
  演歌歌手風に訳せば、「あなたに命燃やして捧げます」とか?。
ちょっと違うような気もしますが(←だいぶ違うぞ)、お好きなニュアンスでお楽しみください。

 冗談はさておき、意味としては「自らの全身全霊で、すべてをあげて神を讃美します」というあたりでしょう。

 歌詞はいろんなサイトですでに訳されているようですが、かねがね、曲調とmineの文語調からして、日本語に訳す時も「文語調で意訳」したいなあ・・と思っていたので、以下、あえて古めかしい表現にしました。続きを読む

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September 09, 2006

名曲 Total Praise徹底解剖

Gospel Soup (12)  ゴスペル英語帳

名曲 Total Praise(トータル・プレイズ)徹底解剖  その1

Total Praise  
Persuaded: Live in D.C.


私が、もし好きなゴスペル曲の中でベスト10を選ぶとしたら、この曲もきっといれるでしょうね。短いクラシカルな賛美歌調の曲で、そのハーモニーの美しいこと!曲が徐々に盛り上がっていくと、歌詞そのままの壮大な風景映像が、スクリーンに映し出されるようなダイナミックさがあります。この曲を聴くたびに私は、曲のうねりに心奪われ、心拍数が高くなります。

 心拍数はともかく、この曲の歌詞の出典はあちこちで取り上げられているので、いばることはありませんが書いておきますね。

 旧約聖書 詩編 121:1-2
      I will lift up mine eyes unto the hills,
        from whence cometh my help.

     My help cometh from the LORD, which made heaven and earth.
      (King James Version Bible)
 
 ちなみに賛美歌301番/聖歌393番 も詩編の同じ箇所から採られています。
     「山べにむかいてわれ 目をあぐ 助けはいずかたより きたるか」

 神殿のあるエルサレムに向かって行く巡礼の旅の途中の歌ということになっています。
 
 さて歌詞の出典がわかって、すっきりさわやかになったところで、ここからいきなり、ゴスペル英語帳!!登場。

歌詞の冒頭
 Lord, I will lift mine eyes to the hills, のmineが問題なのであります。
 
 「あ〜っ!これ my eyesが間違って、mine eyesになってる〜。印刷ミスだな。書き直しておかなくっちゃ」と思われた方、たぶん、かなりいらっしゃると思うのですがっ!!

 「ちょっと待った〜!それは別に書き直さなくていいです!!」続きを読む

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